ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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246【すーさんの学校】「やる気」よりも「その気」

 いろんな活動をしていると、「やる気」があるのか、ないのか分からなかったり、部活動の指導をしても、同じようなことを言い続けていました。
そもそも、やる気のある生徒には、そんな言葉をかけることは必要ないからです。
 人は、どんなに「やる気」があっても、「その気」にならないと動かないそうです。
確かに、元気に動いている人やいつもニコニコしている人は、何かを求めて、何らかの目的のもとに活動しているのが見ていてわかります。
とにかく、楽しそうにやっているように見えます。
ため息をつくことも、愚痴を言うこともありません。
 そんな人は、「やる気」を通り越して、「その気」になっているからです。
「その気」になると言うことは、あることにひかれて、そうしようという気持になることです。
それでは、あることとはいったい何なのかという話しです。
 あることとは、未来を想像することです。
もちろん、それは、何のためにという目的のもとでの話しです。
想像することは、実際には経験していない事柄などを推し量ることであり、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くことです。
 実現するかもしれないことを心の中に思い描くとワクワクしてきます。
そのためには、自分の憧れる人に会うことが一番いいのだと思いますが、それが出来ない人は、自分の近くにいて、元気に楽しく動いている人達から、学べばいいと思います。
そして、真似てみることで、自分でも夢中になることを見つけることができるはずです。
 駄目で元元という言葉があります。
駄目で元元とは、かりに実行して失敗したとしても、何もしなかった場合と結果は同じであったと考えることでです。
しかし、結果は同じであったとしても、何もしなかった人は、現状維持のままです。
「その気」で動いた人は、その経験から、何もしなかった人とは、次につながることが、まったく違ってきます。
つまり、何をやっても駄目な人は世の中には誰一人いないと言うことにも繋がります。
 「その気」は、この駄目という言葉さえすべて抹消することができます。
自分の意識が楽しい未来を想像し、夢中になることが出来るからです。
 「やる気」になっても、「その気」にならないとスイッチは入りません。
 楽しい未来を想像するだけでもワクワクしてくるはずですので、ワクワクしたら、その時が「その気」のスイッチがオンになった瞬間です。
 何も心配しなくても大丈夫です。
 「その気」になれば、すべては、うまくいっているのですから。!(^^)!

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