ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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240【すーさんの学校】見えないものが見えてくる

 何をやっても上手くいくときがあります。
野球でもゴルフでも、自分では信じられないことが次々と起こります。
バットを振ればヒットになり、パットを打てばほとんどカップイン。
こんな時、調子がいいという言葉をつかいます。
 もともと、調子という言葉は、音の高低の具合です。
また、音の速さの具合です。
リズム、拍子等のことでありますが、さらに、 言葉の表現の具合とか、音声の強弱や、文章などの言い回し、動作や進行の勢い、活動するものの状態・具合のこともいいます。
 自分がしていることや仕事に、弾みがついて順調に進むことを、調子に乗るといいます。
おだてられ、得意になって物事をすすめていきます。
しかし、これが度を過ぎる、いい気になって軽率な行動をとるようになると、周りから「調子に乗るな」と言われてしまいます。
 調子が過ぎると、周りが見えなくなり、迷惑をかけたり、自分を危険にさらすことがあるからで、これは、注意したいものです。
 人は調子がいい時は、周りが見えています。
野球の解説を聞いていて思ったことがあります。
ヒットを打ち続けている調子がいい選手がバターボックスに入ると、ボール球に手を出さなくなります。
こんな時、解説者は「よく見えていますね」って言います。
 この、よく見えるというのは、心にゆとりがあるからだと思います。
このゆとりが生まれてくる背景は、人それぞれにあるので、何とも言えませんが、嫌な事を考えていないのは、間違いないようです。
つまり、上手くいかなかった姿を考えている人はいないってことです。
考えているのは、上手くいかなくて当たり前とか、上手くいっている自分の姿です。
 調子がいいときは、見えないものが見えてきます。
しかし、自分で「見えないものが見える」という言い方はしません。
でも、本人が気が付いていないだけで、見えているのだと思います。
その裏付けとして、調子がいい人は、動きがちがいます。
笑顔が絶えないとか言葉の使い方もちがいます。
人の為にいろんなことをしてくれているのです。
 つまり、見えないものが見えるということは、気が付いていないことに気が付くようになるということなのだと思います。
これは、楽しいから心にゆとりが生まれます。
楽しいから、人の為に何かしようとします。
その結果が調子をよくしているのです。
 だから、調子をよくするためには、動いて、笑顔を見せて、素敵な言葉、褒める言葉を使って、人の為になることを情熱もって続けることが大事になってきます。
 逆に、何をやっても上手くいかない時だってあります。
誰でも、そんなことはあるものです。
そんな時こそ、動いて、笑顔を忘れず、人の喜ぶことを意識して続けてみましょう。
必ず、調子がもどってくはずです。
 自信をもちましょう。
 信じてやるしかないのだから。
 いいことやって、いいこと言って、いい人生をおくっていきましょう。!(^^)!

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