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メールマガジン バックナンバー
220【すーさんの学校】人の喜ばせ方
もう、何年前の話になるでしょうか。
寒かったので、缶コーヒーを買ってきて差し上げました。
「ありがとうございます」と言われたが、すぐに、ポケットにしまい込みました。
しばらくしたら、その缶コーヒーを人にあげていました。
その時、「コーヒーが飲めない」という会話が聞こえてきました。
人は誰でも欲しいものを頂ければうれしいが、欲しくない物を頂いてもうれしくはないですよね。
相手の事など、何も知らずに、誰でもコーヒーは飲めると思い込んでいた自分が甘かったということです。
こうして、人を理解する力のない人の親切は、親切の押し売りとなり、尽くせば尽くすほどかえって嫌われてしまうという事にもなりかねません。
コーヒー、紅茶、お茶を買ってきて、「お好きなものをどうぞ」と言えば、そこで、相手を理解することも出来たはずなのです。
もしくは、最初に、何が飲みたいかを聞くことだってできます。
人をよく理解する力のある人は、人の欲しいものがすぐわかるだけでなく、その人の為になることは、何であるかという親心のような心くばりも出来るから、将来に向かって末ながく喜ばせ続けることが出来ます。
だから心から喜ばれ、心から感謝されることになると思います。
幸せとは人を理解する力から生まれて来るものかもしれません。
仕事も相手の身になって考えれば考えるほど、いろいろなものが見えてくるはずです。
そしていつの間にか、自然に相手を理解出来るようになり、チームとしても一つになることができます。
やがて、何かをしてさしあげずにはいられない気持ちになり、行動に移っていきます。
そこに仕事の基本があり、人として縁を大切にすることができるのではないでしょうか。
相手を理解する力が相手を喜ばせるのであれば、人として経験を積み重ね、自分を磨いていく努力もしなければならないでしょうね。!(^^)!
http://www.seitoku.net/03/frame.htm 参照