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212【すーさんの学校】老犬のお昼寝
ある午後、裏庭で洗濯物を干していると、疲れた様子の老犬がやって来ました。
その犬は首輪をしており、お腹にはたっぷりとぜい肉がついています。
どこかの飼い犬であることは間違いありません。
ところが、私が家の中に入ると、その犬もついてきました。
そして、廊下をのっそりと歩き、隅っこでごろりと横になって寝てしまいました。
一時間後,起き上がってドアのところに行くので,外に出してやりました。
翌日,犬はまたやって来ました。
そして昨日と同じように廊下の隅っこに横になって,一時間お昼寝をしました。
それから数週間,毎日同じことが繰り返されました。
不思議に思った私は,犬の首輪にメモつけて帰しました。
お宅の犬は,毎日午後になるとやって来て,わが家でお昼寝をしていきます」と。
翌日,犬は首輪に別のメモをつけてやって来ました。
「この犬は、子どもが10人いる家で飼っています。お宅で睡眠不足を解消させてもらっているのでしょう。」
『こころのチキンスープ11』より
一年間に、仕事で無理をしなければ組織として回らない時があります。
年間のスケジュールは、分かっているのだから、早めに早めにと思うのですが、悲しいことになかなか出来ない現実もあります。
少し、休みたいと思っても、遅れないようと思うと、無理をしてしまいます。
「忙しい」という言葉があります。
心が亡くなってしまうから、あまり使いたくない言葉ではなりますが、「忙しい」と言っている間は、まだ、「忙しい」と言えるゆとりがあるから、「まだ大丈夫だ」といつも考えています。
「大変」という言葉もあります。
大きく変わるチャンスを学んでいるのだから、マイナスに考える必要はないのです。
すべては、自分の心一つの問題なのです。
自分の意志とは関係なく、突然、自分に仕事がまわってくることもあります。
「頼まれ事は、託されごと」なので、予測を上回るようにやってやれば、相手も喜び、幸せが必ずまわってきます。
仕事にしても、プライベートにしても、しなければならないことが、まわってくるときには、集中して集まってくるようになっているのだと思います。
そんな時、自分を励ましながら無理をしなければなりません。
そして、今やっていることがすべて終わったら、「どこに行こう」とか、「何して遊ぼう」とか、「ゆっくり寝よう」とか、何でもいいのです。
自分に、ご褒美を与えるようにしておけば、気持ちの持ち方がちがってきます。
一生懸命、無理をしてやらなければなければならない時があります。
でも、終わった後を知っているから、その後に待っていることが、楽しくなってきます。
無理して頑張らず、無理して楽しみましょうよー。!(^^)!