ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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185【すーさん学校】持ち越し苦労や取り越し苦労は意味がない

 昔から、「苦労は買ってでもしろ」と言われています。
成功したり、上手くいった人は、みんな苦労をしているからです。
そもそも苦労とは、 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすることをいいます。
そして、そういう経験をして世の中の事や人情に通じている人のことを苦労人という言い方をします。
それだけ、苦労すると言うことは大事なことだということです。
 しかし、人としての毎日生活していく上で、不必要な苦労があります。
それが、「持ち越し苦労」と「取り越し苦労」です。
これを先入観や固定概念と言うそうです。
 持ち越し苦労とは、苦労を残して次へ送ることです。
過去に起こったことは、解決しているのだから心配する必要はないはずです。
いつまでも、抱え込んでいると、気持ちが落ちてしまい、すべてが上手くまわらなくなります。
 取り越し苦労は、どうなるかわからない未来のことをあれこれ心配することです。
これから起こることなど、自分の思っている通りのイヤなものかどうかもわからないではないですか。
これからのことを心配して、何かをやろうとしても、気持ちが乗らないのでモチベーションも上がらず、上手くいかなくなります。
 そして、この二つの苦労は、自分を信頼する力を壊してしまうことになったりもします。
私たちは、常に今までのことに感謝をしながら、変化を楽しみ、進化していかなければならないはずです。
これに意味を持たせることで、人は成功し、幸せになっていくのだと思います。
つまり、持ち越し苦労や取り越し苦労のマイナスに意味をもっても仕方がないということです。
 このように考えていくと、気持ちの在り方が大事だということがわかります。
その日に、解決できなかったこと持ち越したにしても、次の日には、どうなるかわかりません。
開き直るという意味ではありませんが、ベストを尽くすことで、間違いなく進化することができます。
だから、取り越し苦労は、必要ないと思います。
 人には、悩み事はつきものです。
「あの人は、どう思っているだろう」とか「これから、どうしよう」など、考えてしまいます。
これは、ある意味仕方のないことかもしれません。
 でも、それをいつまでも、持ち越したり、取り越したりすることを考えてばかりいると、大切な自分らしさまでもを失ってしまいます。
 いろいろ考えることがあったとき、声にして、音にして出せばいいだけです。
 
「持ち越し苦労、取り越し苦労に意味はないのです」(^^♪

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