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171【すーさんの学校】私でよければ頑張ります
人から頼み事をお願いされることがあります。
ちょっとしたことや、すぐに終わるようなものではなく、少なくても1年間はつづく役員や係の話です。
頼まれごとは託されごとですが、さすがに、1年間もつづくとなると考えてしまいます。
それでも、誰かがやらなければなりません。
どんな組織でも、世話役は必要です。
学校に限ったことではありませんが、どこでも、そんな話はつきものです。
地域の会や子どもたちの親子会でも同じです。
組織における適切な人数は、その組織のミッションやタイプ、リーダーの資質によって異なりますが、一般的には5〜8名程度が効率的なマネジメントとコミュニケーションを実現するための目安とされているようです。
役員や世話役をやってくれそうな人はいますが、さすがに、自分から手をあげて、「私にやらせてください」という人は、これまでの経験からあまりいないように思います。
そんなことをすると、「あの人は好きやからね」って言われこともありますが、本当に人の世話をするのが好きな人もいます。
しかし、普通は違うと思います。
役員が、なかなか決まらず、雰囲気がどんどん暗くなっていきます。
それでも、誰かが必ず口火を切って、その会を仕切り、役員が決まっていくのがパターンのような気がします。
どうして、役員にならないのかは、いろいろな理由があると思いますが、やはり、めんどくさいというのが一番の理由でしょう。
1年間に何回も出てくることがない会にしてもです。
役員の決め方も面白いことがあります。
進行の人が誰かを指名します。
この指名も、順番に指名するのではなく、それなりに知っているから指名します。
すると、先ず、理由をつけて断ってきます。
一番多い言葉は、「厳しい」でした。
役員の仕事の内容がどんなことか分かっていても、「厳しい」といいます。
そして、指名された人が、少しためらっていると、どこからともなく拍手が起こります。
そして、指名された以外の人が「みんな協力しますから」と言われます。
そうなると、なかなか断り切れないようになってしまいます。
そうして、「私でよければ頑張ります」と言ってくれます。
ありがたい言葉です。
自分から積極的にやりますと言わなくても、頼まれるということは、この人ならできると思われてるいるのだと思います。
子どものことを考えても同じです。
親が役員として、頑張っている姿を見せるのも子育てには大事なことだと思うからです。
これから、何度となく役員を決めなければならない時がやってくると思います。
もしも、頼まれた時には、「私でよければ頑張ります」と言ってみてはどうでしょうか。
そして、関係する全ての人は、「私も応援します」と言ってあげましょう。
そうやって、お互いが助け合い、いい関係を保ちながら時は流れていくものです。!(^^)!