こんにちは。

さくら鍼灸整骨院・整体院・心癒庵・KADIN CHE LA〜beauty & health〜 代表の木藤です。

今日で9月も最終日ですね。

今月はあっという間…毎月ですけど（笑）

本日は日帰り弾丸「福岡→佐賀」に来ております。

あっ、いま佐賀に移動中の電車の中です（笑）

こういう事が出来るのも今の仕事に出会ったからですね。

本当に出会いとご縁には感謝です。

さてさて、少し前回から空いちゃいましたが、前回は股関節について全体的な感じでお伝えをさせていただきました。

前回の内容はこちらから振り返っていただけます⇒「健康寿命を伸ばす”股関節”」

前回の最後に「股関節が固くなると色々と症状が出てきます」ということで終わらせていただいていたのですが、その部分を紐解いていきたいと思います。

股関節が固くなりますと、まず下半身の血の巡りが悪くなります。

股関節の周りには多くの筋肉や腱が集まっているのですが、その中で大腿動脈という太くて大きな血管やリンパ節、太い神経が通っています。

ですので、股関節周辺の筋肉が固くなりますと、血管やリンパ管が圧迫されてしまい、足がむくんだり、冷えたり、代謝の低下に繋がってしまいます。

また、軟骨で覆われた大腿骨頭は寛骨臼に深くはまり込んでいるので、血管が少なく、血流障害を起こしやすいところでもあります。

この部分が血流障害を起こしますと、大腿骨頭は栄養素と酸素が不足してしまい、壊死してしまい、骨が変形したり萎縮したり、痛みが出たりして、最終的には歩行に障害がでたり、立っているのが困難になる恐れがあります。

これは大腿骨頭壊死症と言いまして、現在の有病率は増加傾向にあります。

30～60代の働き盛りの年代で多く発症し、高齢になりますと減少する傾向があります。

症状が出るまでに多くの場合、数ヶ月から数年の時間があるので、壊死の範囲が小さい場合には、自然に良くなる人もいると言われています。

また股関節が固くなりますと、體を動かすこと自体がめんどくさくなったり、動作時に痛みが出たりしますので、活動量の低下の原因に繋がり、それに伴って筋力や筋肉量が低下していきます。

筋力が低下しますと、骨や関節などの運動器が衰え、ロコモティブシンドロームのリスクが高くなります。

例えば、筋力の低下によりバランス能力がていかして歩くのが困難になる、関節の軟骨がすり減ることで痛みが出る、関節の曲げ伸ばしが十分にできなくなる、など日常生活に支障が出て、寝たきりや要介護になるリスクも高くなります。

それに加えて、年齢による関節軟骨が変化したり体重増加により関節にかかる負担が大きくなりますと、股関節のバランスが悪くなり、表面の軟骨が擦り減っていきます、

そうしますと、関節の動きが固くなり、動作時に痛みとして出てきます。

この状態を変形性股関節症といい、股関節のトラブルの中で一番多い症状です。

また、この股関節の変形により、膝に強い負担がかかり膝の痛みを抱えている人も多く見られます。

変形性股関節症の治療の多くは運動療法や薬物療法といった保存療法がメインです。

症状の改善が得られない場合には、人工関節置換術をはじめ多くの手術方法から患者さんに合った方法を選択肢、手術療法が検討されます。

あとは股関節が固くなりますと、腰椎や骨盤が體の動きを補おうとし、その結果として、腰痛や猫背の原因になると言われています。

この様に、股関節の機能に問題があることで、腰痛が引き起こされる状態を「ヒップスパインシンドローム」といいます。

悪い姿勢で骨盤が歪み、腰椎や周辺筋肉にも余分な負担がかかると慢性の腰痛に繋がってしまいます。

また、日々の腰の筋肉への疲労が蓄積した際に、ぎっくり腰にあんるリスクも高くなると言われています。

なかなか「股関節が重要」と聞いたことがある方は多いと思いますが、股関節一つをとってもこんなに重要なところなんですね。

ということで次回は股関節と脳との関わりです。

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10月1日（火）　9：00～21：00

10月2日（水）　9：00～21：00