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217【すーさんの学校】心の病とまごころ
人間の体が時々病むように、人間の心も時々病むことがあります。
精神の病というものは、痴呆もその一つに数えられていますが、共通していえることは被害者意識が強くなることだと医者は言っているそうです。
自己中心的な気持ちが強ければ強いほど、被害者意識は強くなります。
相手を中心に考え、相手のためを考えているときは自分のことを考える時間がなくなってしまいます。
相手の身になって考えることを、まごころといいます。
偽りや飾りのない、真剣に尽くす心です。
自己犠牲を覚悟で人のためを考え、人のためにつくすこと、身を捨てて奉仕することです。
これは、思いやりやいたわりから始まり、大きなまごころは、感謝や尊敬から始まります。
つまり、まごころとは犠牲をいとわぬ心なのだから、それ程までに自分を忘れられるならばストレスにも負けない強い心になるのではないでしょうか。
新入社員は、素直に一生懸命に働きます。
教えて頂くことがいっぱいで、先輩に迷惑をかけたり失敗したりすることが多いので、いつも小さくなって「申し訳ない、申し訳ない」と言っています。
ところが時が過ぎ、一人前になってしまうと、給料に不満がわいてきます。
そして被害者意識の強い人になると、自分が損をしているような気になってしまいます。
さらにひどい人になると、上の人達の幸せは自分達の犠牲の上に成り立っているのだと思いこみ、毎日不平不満の気持ちばかりで働くようになっていきます。
バカらしくてバカらしくてたまらない気持ちをどうすることもできなくなってしまいます。
しかしそれが、心の病気から来ているものであったとしたら、病気を治さない限りその被害者意識はなくなりません。
これと同じようなことが、誰にでも少しくらいはあるのかも知れません。
簡単なことではないと思いますが、心の病を治すには、まごころを意識すること、そして強く持つことが必要なのではないでしょうか。
今日も、希望に目覚め、まごころを大切にしながら感謝するこころで過ごしてみてはどうでしょうか。!(^^)!