ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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216【すーさんの学校】働くことの意味を理解しよう

 自己満足のために仕事をすることを趣味というそうです。
お金を払ってくれる人に満足をして頂くために仕事をすることを働くといいます。
働くとは「はた(他)を楽にする」ことでもあり他人のために心を込めて尽くすことです。
 趣味は、出来たか出来ないかを自分で決め、休むのもやめるのも自分の意志の自由で決められます。
誰にも文句や苦情は言われません。
自己満足という自分の世界だけの問題だからです。
 しかし、そんなことでお金を支払ってくれる人は誰もいないと思います。
つまり、お金がなければ生きてゆけないので、趣味では人は生きられないということです。
 働くということは、自分のやったことに対してお金を払うほどの価値があるかどうかを他人の価値観で決めて頂くことです。
そしてその後もまた頼むかどうかは、お金を支払う人が勝手に決めることです。
つまり相手の価値観をどれだけ理解出来るかということにかかっていると思います。
理解する力がなければ、相手に満足を与えることは出来ないからです。
 何が正しいか正しくないかにお金を支払うのではなく、満足を与えてくれたことに対してお金は支払われるものなのです。
趣味と働くことの違いは、自分に重きを置くか相手に重きを置くかであり、相手に重きを置いて尽くした時、大きな報酬が生まれるという自然の法則があるのではないと思います。
 更に、相手の価値観を理解しようと全力を尽くすことによって自分が大きくなります。
相手に満足をして頂こうと全力を尽くすことによってまごころが育ち、心が豊かになります。
働くということは、お金を頂く以上に素晴らしいものまでも得られるのではないでしょうか。
 こうやって考えると、学校と社会は違うように思われがちですが、学校も同じです。
学校で先生と言われるからには、教育をするプロとして、児童生徒や保護者、地域の方が、満足し、感動してもらえるようなことをしないとお金をいただく価値がないということです。
 まして、子どもたちは、学校で教育されたことを基盤として、社会で働きます。
社会人として、お客様に満足してもらうことができるようなってほしいという願いがあります。
 子どもたちが、一番近くで見ている社会人は、学校の先生です。
だからこそ、学校で教育をしているものは、先ずは、子どもたちに満足してもらえるように働かなければならないのです。
 あこがれられる先生や大人を目指して・・・(^^♪

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