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197【すーさんの学校】自分の家で何か一つは責任もって仕事をしよう
学校で仕事をしている時に「 自分の家で何か一つは責任もって仕事をしていますか?」というアンケートをしたことがあります。
「している」と答えた生徒の仕事は次のようなことでした。
食事の準備 後片付け 風呂洗い・風呂入れる お茶をつくる
米を洗う 布団をあげる 洗濯物を入れる・たたむ・片付ける トイレ掃除
食事の後の食器洗い 犬の散歩・餌やり 買い物 火の元点検 ご飯を運ぶ
ペットのトイレ掃除
「手伝う」というのは、他人の仕事を助けて一緒に働くということです。
手助けをする、助力することです。
これに対して、「仕事」とは、何かを作り出す、または、成し遂げるための行動です。
だから、あえて、「お手伝い」という言葉ではなく、「自分の仕事」という言葉を使うといいと思います。
それは、家族の一員として当然果たすべき役割があると思うからです。
そして、家で何か一つの仕事を責任もってやれば、学力は伸びていきます。
今は、それほどなくても、だんだんと学力が付きます。
その理由は・・・
1 一つの仕事をきちんとできるようになると自分に自信が付きます。
2 仕事をやると 集中力 と 注意力 が増します。
3 仕事を毎日責任持ってやり続けることで自己コントロールの力が付きます。
学力を伸ばすためには、勉強だけではダメなことが分かっている人も多いと思います。
土台になる人間性や人間力が必要だからです。
その部分を鍛えるには、毎日の生活の中で責任もって果たすべき仕事を持つことが大事です。
勉強という言葉で、知識だけを身に付けても、社会に出たら生きていけません。
子どもには、家で自分の仕事をきちんとさせてみましょう。
仕事というのは、どんな力が身につくのかを説明してあげることも大事だからです。
そして、親は、それを評価してあげましょう。
親は、あせってはいけません。
長い目で見てあげる優しさも必要なのではないでしょうか。!(^^)!