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166【すーさんの学校】誰の責任でもない人間関係
人間関係で悩んでいる生徒がいました。
周りの目が気になったり、自分の事を言われているようで気がしたり、どうして、私だけが・・・。
小学校でも、中学校でも、高校でも、社会人になっても、組織という人間関係の中にいれば、どうしても、考え方が違う人がいます。
でも、それは、当然のことです。
例えば、同じ山の頂上に登るとしても、登り方はたくさんあります。
きつい思いをして、急な坂を早く登りたい者もいれば、景色を楽しみながら、ゆっくり時間をかけて登りたい人もいます。
どれも、間違いではありません。
人生の中で、人との関係は、大人に近づけば分かることがあったり、社会人になって分かることの方が多いと思います。
中学生は、特に経験が少ないので、そのことが良く理解できません。
考えたくなくても、分かっていても、すべて自分のことを中心に考えてしまう傾向があるように思います。
人間関係で悩むということは、長い人生で考えると、人生の生き方、在り方の学習をしていると考えればいいことでもあります。
大人になって、社会人になって人間関係で悩んだときに、きっと、今の経験が活かされるはずです。
保護者の役割は、とにかく子どもを正しい方向で守ることです。
正しい方向とは、誰の責任にもしないことです。
人の責任にも自分の責任にもしてはいけません。
それが出来るから、大人であり、親なのだと思います。
攻めるだけでは、何の解決にもならないし、守ることだけでも同じです。
学校がすることは、すべての生徒を守ることです。
被害者や加害者として考えては、絶対にいけません。
もしも、色んなことを言ったり、嫌なことをする生徒がいたとしても、どこかに、原因があるから、そんなことをするのです。
その原因を解決するには、見えないところに焦点をあてることが大事です。
そこを解決してあげるのも、先生や親の大切な役割だと思います。
大切な事は、一人で悩まないことです。
とにかく、誰でも、どんな形でもいいから、伝えることです。
それは、決して恥ずかしいことでも何でもありません。
大なり小なり、人間関係で悩まない人はいないからである。
人は、誰でも心という素敵なものをもっています。
心は、磨かなければ輝きません。
磨き方を導くのが大人の責任だと思います。
現象に焦点を当てるのではなく、見えない部分に焦点を当てることを考えていきましょう。!(^^)!