ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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162【すーさんの学校】どこに行っても「あいさつ」の話

 子育てや心の教育、部活動、生活指導の中に必ず出てくるのが「あいさつ」の話しです。
あいさつがどれだけ大切かは、誰でも分かっています。
 1日の勝負は、朝のあいさつで決まるそうです。
確かに、そうです。
朝、最初に会話をするのは、家庭の中でしょう。
あいさつで1日が始まると、いつの日か、自然に子どもは、口には出さないが、愛されていることに気がつき、自分の周りは平和なんだと思うようになります。
 さらに、高校の駅伝の全国大会に、就任3年目で出場した顧問は、「あいさつ・返事・後片付け」と言っていたそうです。
簡単に思うかもしれませんが、この3つのことについても、誰もが認めるくらいに、「あいさつ・返事・後片付け」をしていると思います。
応援してもらうには、それだけのことが必要なのです。
 
 ある時こんなことをききました。
中学生になると、恥ずかしがってしないようになるけど、大人になったらするようになるから、大丈夫という話しです。
言っていることは、間違いではないが、それでいいとは思いません。
中学生でも、元気にあいさつすることは、人としての大切なマナーであるし、自分の自信にもつながるからです。
なにより、あいさつすると、人に好かれるようになります。
 もう一つは、知らない人にあいさつすると声をかけられやすくなり、危ないから、あいさつをしてはいけないという話しです。
実に悲しい話です。
自分の身を守るために、あいさつしないということでもあります。
そして、言われることは、学校の中では、あいさつするけど、地域に出たらあいさつしないと言われます。
本当に、それでいいのでしょうか。
逆に、地域であいさつに取り組んだ自治体の報告で、犯罪が減ったということも現実に起こっています。
 あいさつは、教えられてするものではありません。
家庭のしつけの一つとして、自然に身につくことでもあります。
 朝、出会った人に笑顔であいさつしてみましょう。
家庭はもちろん、地域の人、コンビニ、駅員、バスの運転手さん等、会社や学校に着くまでに、何人の人にあいさつができるでしょうか。
毎日、熱いあいさつをしていると、体調が悪い時や心が痛んでいる時に元気がなくなるので、相手が自分の変化に気が付いてくれます。

 さあ、今日も、気持ちのいいあいさつで、素敵な1日をはじめましょう。

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