ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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138【すーさんの学校】返事の法則

 部活動の指導をしていた頃、返事の指導だけでも労力を使っていました。
名前を呼んでも返事をしない、要件を言っても「はい」と返って来ませんでした。
聞こえてないのかと思って、「聞こえてる」と言うと「はい」と返って来ます。
そしたら、最初から「はい」と返事をしてくれればいいのにと思ってしまいます。
 一般的に「返事」と言えば、「はい」です。
「はい」は、英語で言うと「イエス」ですが、もう一つ「高い」という意味もあります。
少し、こじつけではありますが、「はい」と返事をすることは、モチベーションの高いところで、いろんな活動をしていることになるのだと思います。
よって、お互いが高い志でいろんなことができるということです。
強引だけど、これが、「返事の法則」です。!(^^)!
 名前を呼ぶと、「はい」と言わないで、「何ですか」と言う人がいます。
先ずは、「はい」でしょう。
その後に「何かご用ですか」と続けるべきでしょう。
 返事が出来るようにするには、どうしたらいいのでようか。
先ずは、返事の大切さを、きちんと言い聞かすことも大事です。
子どもに、「返事は」「返事は」といってしつけをします。
これは、習慣を身に付けさせる訓練です。
大人でも同じです。
しかし、大人には「返事は」と言って、指導するのは厳しいですよね。
そしたら、返事をするまで、名前を何回も呼んであげればいいのではないでしょうか。
それから、名前を呼んだあとに、すぐに、要件を言わないで、返事が返って来てから話しをすることも大事でしょう。
 大人になって、社会人になれば、返事を指導するのは、指導する方もされる方もお互いがいい気持ちではできないでしょう。
ならば、学校に通っている間に、しつけてあげるのが学校の責任、家庭の責任、大人の責任ではないでしょうか。
大人になったらとか、社会に出たらわかるでは、子どもがかわいそうな気がします。
 返事が出来る人は、誰からも好かれます。
気持ちがいいからです。
お互いが、こんな気持ちで仕事ができたら、楽しく一日が過ぎていきます。
 返事ができないのは、子どもが悪いのではありません。
大人の責任です。
家庭でも、学校でも子どもが大人に名前を読んできたら、先ず、「はい」と返事をしましょう。
「はい」と返してあげましょう。
 今の時代、コミュニケーション能力が下がっているといいます。
返事は、コミュニケーションをとるのに、とても一番大切だと思っています。
自分の意志を相手に伝える一番確実な方法だからです。
気持ちよく、日常生活を送るためにも、意識して返事の大切さを繋いでいきましょう。 
 子どもから、生徒から、誰からでも名前を呼ばれたら、「はい」と返事をしていますか?

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