ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

137【すーさんの学校】あれから80年:「木の上の軍隊」を観て

今日は、終戦の日です。
先日、全国で公開されている「木の上の軍隊」を観てきました。
太平洋戦争末期の沖縄・伊江島で、日本軍はアメリカ軍の猛攻撃によって壊滅状態にありました。
宮崎県小林市から派兵された山下一雄と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンは、アメリカ軍からの激しい銃撃から逃れて、森の中にそびえたつ巨大なガジュマルの木の上へ登って身を潜めます。
通信手段がない山下たちは、援軍が来るまで木の上で生き抜こうとするが、そのまま終戦を知らずに2年間も潜伏生活を送り、やがて極限状態に陥ります。
この話は、日本兵2人の実話を基にし、井上ひさし原案の舞台を実写化したドラマです。
映画でもはじめの映像にありますが、伊江島は当時、東洋一と言われた飛行場が建設され、守備隊が配備されていたために、米軍の主要な攻撃目標とされ、4月16~21日にわたる戦闘で、一般住民約1,500人を含む4,700人余が犠牲となっています。

修学旅行で沖縄に引率して行ったことがあります。
その時のバスガイドさんの話に、生徒は聞き入っていました。
戦争の話も平和について語る話も感じるものがありました。
それは、実際にあったガイドさんの自分の身内の話だったからだったのかもしれません。
人は、簡単に平和と言う言葉を口にします。
それはとても大切なことだというのは分かります。
でも、自分が倖せであったり、自分の周りが平和でないと人に与えることも伝えることもできません。
それは、もっていないものは与えられないからです。

戦後80年、大切な所で道を間違えた日本です。
でも、こんな考え方もできます。
間違えたからこそ、正しい答えが見つかるという事です。

世界では、まだ紛争が続いています。
国は違っても、人種は違っても、同じ人間です。
これkらの人生、人を人として大事な時代を作っていきましょう。
生れた時よりも美しい時代にするために・・・

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する