ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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119【すーさんの学校】楽しむ心が道を開く

 三浦由紀江さんという方がいます。
23年間の専業主婦生活を経て、44歳の時にJR上野駅の駅弁販売でパートデビュー。53歳の時に埼玉県の大宮で部下約100人をもつ、駅弁販売の営業所長でした。パートから正社員を得て、管理職に抜擢され、所長になり、一年で黒字に変えた方です。
 所長になったころは、部下はついてこなく、その場から、消えていなくなりたいと思ったそうです。
 その時、前の上司から「得意なことからはじめたら」と言われ、そして、もっと素直にやれることをやろうと思いました。
現場が一番分かっていると知り、現場に任せるシステムに切り替えました。
笑顔を絶やさないようにしました。
小さなことでも褒め、感謝することに徹しました。
部下の心に寄り添い、一緒に弁当の販売をしました。
 三浦さんは、駅弁の販売において、無理に売ることはしません。
旅行に出かける人には、行き先や行ってきたところの話しをきいてあげると喜びます。
子どもを連れていると、子どもに声をかけてあげると喜びます。
私だったらこうしてほしいと思うことを実践してきました。

 駅弁を販売するというプロの仕事について、二つのことを言っています。
(1)自分の仕事を楽しむことである。
楽しんでいる人には誰もかなわない。
楽しむことで仕事が全然変わってくる。
見方も動きも変わる。
職場に来て、楽しいと思わなかったら成績は上がらない。
(2)小さなことでも自分らしくチャレンジを続ける。
そのために、現場にまかせ、「おもいきってやってごらん」と声をかける。
現場を信用することが大事である。
現場が一番知っている。

 仕事でも勉強でも、楽しむことを忘れてはいけないと思っています。
仕事を楽しむことに違和感を持つ人がますが、それはそれでいいです。
その人の考え方があるからです。
でも、やっぱり、楽しい方が力になると思います。
 「笑顔をたやさないで仕事ができる。
仕事にこだわりをもって楽しく仕事ができる。」

自分の周りの人に笑顔が増え、「仕事が楽しい」という声が聞こえたら、自分によくやったと褒めてあげましょう。

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