ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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115【すーさんの学校】次の人のためにドアを押さえてあげましょう

 ドアを開けるときに後ろに人がいたら、その人のためにドアを押さえているでしょうか。
店やオフィスの中から人が出てくるとき、先にドアを開けてあげて、その人のためにドアを押さえているでしょうか。
 このようなことをしている人は、多いのではないかと思います。
しかし、その人がドアに触らないでいいように、その人が、完全に外に出たり、中に入ったりするまで、ドアを押さえているとなれば話は別です。
ここまで、出来る人は少ないのではないかと思います。
そうです。はじめは押さえていますが、相手が完全に通過するまで、押さえていないで、手を放してしまっているのではないでしょうか。
ドアを持ってあげても、その人が、ドアに手が触れるところまできたら、手を離して、その人がドアを持っていることの方が多いはずである。
自分もかつてはそうであった。
 ドアを押さえ、相手を完全に通してあげる行為でさえ、相手からしてみれば、幸せを感じることができます。
そこで、次のことを考えて、行動するといいと考えています。
(1) どういうときにドアを押さえたほうがいいのか?
(2) どれくらいのあいだ押さえていればいいのか?
(3) そのとき何かいうべきなのか?
(4) ドアを押さえているときどこに立っていればいいのか?
 ドアを押さえてほかの人を先に通すという小さな親切でも、これが、積み重なってやがて、人を大切にする心が生まれてくると思います。
これを教えるのは、大人の責任なのです。
 
 大人になると、このようなことは教えてくれません。
自分で気が付くしかないと思います。
だからこそ、子どもには、小さなことでも何をすれば、相手が喜んでくれるかを教えていかなければならないのだと思います。
これは、人としての大切なルールでもあるような気がします。
 ドアを押さえて相手を通してあげましょう。
その時「ありがとうございます」と言ってもらったら、笑顔で「どういたしまして」と返してあげましょうよー。
 きっと、素晴らしい、素敵な人生が待っています・・・。
   参考文献:『あたりまえだけど、とても大切なこと』(草思社)

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