ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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113【すーさんの学校】良いお店と出会う秘訣

 ここ近年、レストランや飲食店で気になり出したことがあります。
メニューとか、味とか、インテリアではありません。
どこの店も、見えるところに関しては、それなりに工夫をします。
気になるのは、見えない部分です。
 スポーツの世界でも、本当にその種目の専門でやっている人は、誰にでも分かるエラーよりも見えないエラーが見えるものです。
これが、理解できないからなかなか強くなれないと思っています。
だから、専門にやっている人はそれが強みになると考えます。
 レストランや飲食店で気になり出したのは、店員の態度です。
特に、マニュアル通りにきっちりやってくるところは、すぐに分かります。
マニュアルが悪いのではありません。
マニュアルの元になっていること、つまり、マニュアルは何のために誰のためにあるのかを理解できていないのが問題なのだと考えています。
 中村信仁さんのブログには、喫茶店に入った時のことが次にように書かれていました。
店員から、席がたくさん空いているのに、席を指定されたというものでした。
仕事がしたいので、少し大きな席をリクエストしたが断られたといいます。
これが、マニュアルです。
一人の方の席、二人の方の席と決まっているのだと思います。
実に、悲しいマニュアルです。
どうして、「ご自由な席へどうぞ」と言える勇気がないのでしょうか。
 あるテレビ番組で、滝沢秀明さんが「良いお店と出会う秘訣は?」との質問を、料理評論家にしました。
答えは、「偉ぶらない、利益に走りすぎない」、ということでした。
中には、お客さんを客と思わない料理人も多いのだとか・・・。
 同じ番組で石塚さんも「僕もロケに行くと、美味しいお店はご主人が『どうぞ好きに食べてください』(というお店が美味しいお店)。
『何もつけないで』とか『ちょっとコレつけて』とか言わないお店が美味しい」と言っていました。
 よいお店は、スタッフ全員の顔が違うように思います。
態度が違います。伝わってくる音が違うような気がします。
一人のお客さんでも、どんなお客さんでも、自分の店を選んで来てくれたことへの感謝とお客様に幸せを提供することを大切にしてほしいと思うばかりです。


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