ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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100【すーさんの学校】自分がされたくないことよりも・・・!

 小さい頃は、「嘘つきは、泥棒のはじまり」とか「悪いことをしたら罰があたる」とか言われてしつけられました。
親の子を想う、嘘をつかないように、悪いことをしないようにという願いからですよね。
 そして、こんなことも言われて育ってきた人も多いと思います。
「自分にされて嫌なことは、人にしたらいかん」ということです。
これは、自分が嫌なことは、誰でも嫌なことで、人に嫌な思いをさせたらいけないという心を大切にした言葉です。
 しかし、こんなことを考えるようになりました。
「したらいけない」という言葉が気になりはじめました。
したらいけないということは、そこで、行動が止まってしまうということです。
大切なことは、次に「何をつなげるか」ではないかと感じたからです。
これが、人としての在り方を考える大事なきっかけとなりました。
 次に考えられるのは「自分にされて嬉しいことを、他の人や周りの人にしてあげよう」という考え方です。
言われてみれば、納得できないわけではありませんが、どうしても、これもしっくりきませんでした。
それは、自分にされて嬉しいという行動も、自分が基準になっていて、相手はどのように思っているか分からないからです。
 なので、「自分にして嬉しいことを、他の人にしてあげる」ではなく「他の人が(相手)が喜んでもらうことを、嬉しいことをしてあげよう」というのはどうでしょうか。
 自分がされて嬉しいことでも相手は嬉しいかどうか分かりません。
 そこで、大事なことは、親が手本を見せることです。
子どもは、心が正しい方向に進むと親と同じ行動や考え方を真似するようになります。
だからこそ、子どもが嬉しくなることを愛情もってやってあげましょう。
もちろん、押しつけになっては意味がありません。
 思いやりとか豊かな心とか、言葉にするのは簡単です。
家庭や学校、職場でも是非この「人が喜んでもらえることをしてあげよう」を広げましょう。
きっと素晴らしい、素敵な人生がやってきますよ・・・

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