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95【すーさんの学校】平和を考えるきっかけ・・・
久しぶりに、長崎の地を訪れた日のことです。
1945年8月9日に原子爆弾が投下された街です。
まだ、あれから80年しか経過していません。
長崎原爆資料館にも、何度か訪れたことはありますが、そのたびに平和への想いを感じ、その感じ方も年齢を重ねるたびに違ってきました。
平和とは・・・(大辞泉より)
(1) 戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま。
(2) 心配やもめごとがなく、おだやかなこと。また、そのさま。
と書かれています。
今、日本は戦争をしていません。
だから、おだやかな暮らしができていると思います。
朝希望に目覚め、一日に感謝して眠る毎日です。
しかし、本当の平和とは・・・と考えることがあります。
平和ということを、戦争や紛争のないことだけで片付けてはいけないということです。
世の中には、平和を望まない人はいないと信じています。
しかし、世界では、今日もどこかで紛争が起きています。
私たちには理解しがたい原因があるでしょうが、何も関係のない人が巻き込まれているのも事実です。
長崎も同じでした。
毎日、同じように生活をしている時に、家族で「今日は、平和について考えてみようか」などということは、ほとんど無いと思います。
だから、思ったことは、大人が意識して、平和について言葉で語る姿を見せることではないでしょうか。
テレビのニュースで、悲しい出来事が流れてきたときに、「自分たちは、平和である」と考えるのでなく、どうしたら、「こんなことが無くなるのか」と考えて、会話をすることが重要なことではないかと思うのです。
自分たちのことばかり考えないで、「本当の平和って何だろうか」「どうしたら、世の中の人みんなが平和になれるのだろうか」「自分たちにできることはないだろうか」等を、大人が問いかけることも必要です。
毎日のニュースでなくても、夏になれば、広島、長崎と平和についてのニュースが流れます。
そして、今年は戦後80年です。
こんな時は、特に、親子で、同僚で話しをするきっかけをつくってほしいと思います。