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第5回目 200種の芳香蒸留水を活用していたのは、何世紀?
こんにちは。
健・幸・美のヒントをお届けする
『(株)植物蒸留らぼ.DD』です。
今日は、芳香蒸留水の全盛期について
お話しさせていただきますね。
原始的な蒸留は、紀元前5000年頃から
スタートしたといわれていますが、
本格的な蒸留は、10世紀 アラビアから
スタートしましたというのは、前回のメールで
お届けしましたね。
10世紀は、バラの産地であった
アラビアで、錬金術師であった
アビケンナーが、ローズウォーター
(精油ではなく芳香蒸留水を得るための
蒸留でしたね)
を薬用に利用するために
蒸留していました。
ローズ以外にも
ネロリやラベンダーやカモミールなども
蒸留されるようになっていきます。
そして 薬としても使用されていたことが
文献等からわかっています。
たとえば、18世紀には
ルイ14世は、ローズウォーターとマジョラムで
部屋を香らせ、衣類は
クローブ・ナツメグ・アロエ・ジャスミン・オレンジウォーターで
洗わせていたといわれています。
この時代も香りは、とても重要視されていて
彼は、
新しい香水が、自分のために毎日つくられるべきだ!
などと言っていたそうです・・。
現代は「香り」というと
圧倒的に 香水をイメージされる方が
一般的には多いと思いますが、
18世紀頃の貴族にとっては
香りはなくてはならないものだったのでしょうね。
芳香蒸留水の絶頂期も
18世紀です。
歴史は繰り返すといいますが
5年前から
日本アロマ蒸留協会では
芳香蒸留水を日本に広める活動を
されている協会の活動などもあります。
ご興味ありましたら
のぞいてみてくださいね。
→ http://atrwater.jp/
さて話は戻りますが、
18世紀には、なんと
200種を超える
種類の芳香蒸留水が
存在していました。
当時
庭にスティール庫という
蒸留できる小部屋をもち
自ら育てたハーブやお花を
蒸留していたそうです。
では日本では、歴史的に
この芳香蒸留水は使われていたのかな?
次回は、
芳香蒸留水の歴史
日本バージョンをお届けします。
お楽しみにされてくださいね。