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【政策深掘り】自然と共生する、持続可能な海老名【EHP-ML#008】

みなさん、こんにちは。
神奈川県海老名市で、ありいあいこが主宰する
えびなハチドリプロジェクトです。

当団体は、「えびなハチドリプロジェクトがめざす海老名のまち」という名称で、
2023年10月現在では、全部で6個の政策を持っています。

今月から、【政策深掘り】と題したシリーズで、私たちの政策について、
ひとつずつご紹介しています。

今回はその第2回目として、「自然と共生する、持続可能な海老名」についてご紹介します。
メールマガジンでは、ホームページだけでは伝えきれない思いも書いていきますので、
ぜひお読みいただけると幸いです。

見出し
1.海老名の好きなところ
2.海老名駅西口の開発が進んでいること
3.海老名駅周辺の都市化計画について
4.豊かな自然を将来へ残すことと、持続可能なまちをめざすこと
5.公共施設、公共交通機関の再生可能エネルギーの利用
6.さらなる持続可能な社会をめざして

●1.海老名の好きなところ

 多くの方に、海老名の好きなところは何ですか、と尋ねると、多くの方から
 ・自然が豊かであること
 ・田畑や森林が多いこと
 ・程よく都会で程よく田舎なこと
 といった答えた帰ってきます。

 このように、豊かな自然と広大な田畑、駅前の都会的な雰囲気と、森林や自然公園が
 共存していることは、大きな海老名の魅力になっています。

 また、大山や丹沢など、少し小高いところへ登ると眼前に広がる雄大な景色、
 市の西端を流れる相模川の景観も、海老名市民にとって、このまちに住んでいることの
 嬉しさに繋がっていると思います。

●2.海老名駅西口の開発が進んでいること

 海老名駅西口は、ここ数年で大きく景観が変わりました。
 大型の商業施設が作られ、その周辺にさらなる商業施設とタワーマンションが立ち並んでいます。

 このこと自体は、決して悪いことばかりではなく、便利になって人口と税収も増え、
 市外からも多くの人がここを目的に訪れるなど、海老名の発展に繋がっています。

 また、ここに建てられたタワーマンションに住む方々ももちろん一緒に、みんなが
 住みやすい海老名のまちにしていくことをめざしたいと思っています。

●3.海老名駅周辺の都市化計画について

 ここまで、海老名は都市化と発展に力を入れてきました。
 更に海老名市は、市役所周辺の開発を進めていることをご存知でしょうか?

 市役所の周辺約39.4ヘクタールの土地を市街化区域に編入して、今は田畑である
 土地を住宅や商業施設に開発しようとの計画が進んでいます。

 これは今の海老名市にとって、本当に必要なことでしょうか。
 他にもっと重要で、優先的に取り組むべき課題があるのではないか、
 私たちはそのように考えています。

●4.豊かな自然を将来へ残すことと、持続可能なまちをめざすこと

 冒頭に書いた通り、海老名市の魅力は自然の豊かさにあります。
 また田畑が多いということは農作物もたくさん取れるということ。
 それを市内で消費することは、地産地消の循環型社会の実現に繋がります。

 私たちが今めざすのは、このような社会ではないでしょうか。

 これ以上の過剰な都市化を進める前に、一度ここで立ち止まって、自然豊かな海老名を
 将来へ残すこと、そして、地球温暖化、異常気象をはじめとする気候危機など、
 世界規模の環境問題に取り組むために、持続可能なまちづくりをすること。

 そういったことを、本気で考える時期に至っています。

 世界では、2030年度までに私たちの生活様式を変えて、CO2を2010年比で45%削減しなければ、
 地球の気候が大きく変動し、後戻りができないと言われており、多くの国や自治体がそれに取り組んでいます。

 日本はどうでしょうか。地球温暖化は誰もが知っていて、SDGsという言葉自体は広く知られるように
 なりましたが、みなさんの生活は、この海老名市は、変わってきているでしょうか。

●5.公共施設、公共交通機関の再生可能エネルギーの利用

 わたしたちは、海老名市も持続可能はまちになるために、まずは自治体として取り組めることとして、
 公共施設や公共交通機関における、再生可能エネルギーの利用の推進を提案します。

 これは実現可能な目標だと考えています。

 事例を1つ紹介すると、今年(2023年)の春から、神奈川県内の県立高校165校の電気が
 再生可能エネルギーに切り替わったことをご存知でしょうか?
 これは、一人の高校生が動いたことで実現しました。

 その高校生は、小学生の時に野生動物が気候温暖化の影響を受けていることを知り、
 このままではだめだ、何かしたい、と行動を始めたそうです。

 まずは家族を説得し、家庭の電力を再生可能エネルギーに。

 そして次に自分が一番長い時間を過ごす学校の電気はどうなっているか、職員室に足を運んで
 調べることから始めたそうです。そして学校の電気は神奈川県が管理していることを知り、
 県立高校の電気を再生可能エネルギーにすることを求めるネット署名を始めました。

 署名は2万筆にものぼり、神奈川県知事に届けられました。

 神奈川県も、元々脱炭素を進めるとして動いていたところに、高校生からの二万筆の署名が
 大きな後押しとなり、すべての県立高校の電気の再エネ化が早期に実現することになりました。

 このように、再生可能エネルギーは使おうと思えば使えるような環境は整っています。
 あとは決断し、行動するかどうかで決まります。

●6.さらなる持続可能な社会をめざして

 持続可能な社会をめざすことは、再生可能エネルギーの利用だけで達成できるものでは
 ありません。

 脱プラスチック、人々が使う自動車などの移動手段の脱炭素化など、私たちの
 普段の生活の行動変容も求められています。

 そして私たちが使う資源を公共財産(=Common コモン)として、市民の手で管理し、
 住民自治の元に行政が運用すること。

 これらは長い道のりを要し、時間がかかる取り組みですが、2030年まであと7年しかありません。
 だからこそ、すぐにでも取り組むべきであり、開発よりも優先すべき事項であると
 私たちは考えています。

世界は、持続可能な社会へ向けて歩みを続けています。海老名市もそれに遅れを取らないよう、
むしろ先進的な取り組みによって、日本や世界を先導していけるようなまちになりましょう。

今回は以上です。

当団体では、活動を応援してくださる方を募集しています。

このメールマガジンもそのひとつですが、他にもボランティア会員、
寄附会員があります。

参加の方法は、ホームページの「ありいあいこを応援する会」をご覧ください。
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私たちの活動は、応援してくださるみなさんのご支援のもと、成り立っています。
何卒、よろしくお願いいたします。

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●Email:ebina8dori@gmail.com

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