えびなハチドリプロジェクト

保育園問題について(2023年12月市議会より)​​​

12月の海老名市議会では、多くの議員が一般質問で保育園の待機児童問題について取り上げました。 

議員の質問と市の回答から、明らかになったことをまとめましたので、ご覧ください。
海老名市の現状と、今後の対応を読んで、 みなさまどう感じましたでしょうか?? 

保育園に入れなくて仕事をやめざるを得ない、 保活が大変でゆっくり子育てできない、 保活に疲弊してうつ状態になってしまう、 友達がライバルになり人間関係がギスギスしてしまった、出産前から保育園のことを気にしなければならないなど、保育園環境が整っていないことで多くの方が 大変な思いをしています。 

10年前に同じような思いをした私(ありいあいこ)としては、まだこの状況が続いていることに改めて政治の責任を感じずにはいられません。 国が、県が、企業が、このような状況の解消のために動くことはもちろん必要ですが、地方自治体として海老名市ができることはないのでしょうか。 

市役所周辺の開発で約3500人の人口増が見込まれていますが、マンション建設の際に企業側に保育所併設を協議することさえやらないとしているのは、保留児童の問題に本気で取り組む気がないのでは?と思われても仕方がないと思います。 

海老名市は今までもこれからもやるべきことは最大限やっているとの見解です。 でも中身を見てみると、民間頼みであり、保育園を市場経済の中に位置づけて運営しようとしているため、どうしても将来的な人口減少が足かせとなり対応は遅れています。 国が保育園の民間委託を推進しているため財政的に厳しい面があるのは分かりますが、保育園をもっと公共的なものと捉えて公立保育園を増やして、市が責任をもって運営する、そんな転換ができたらどんなに助かる人が増えるかと考えてしまいます。

保育園は単なる一時的な子どもの預け場所ではなく、子育てしやすい環境を整えていくための要となる施設として位置づけ、しっかりと予算をつけて運営していくなど、保育園に対する考え方を転換していく時ではないかと思います。

「認定こども園」のニーズが高まり、「こども誰でも通園制度」も進むなど、保育園の在り方は大きく変化していく、今は過渡期なのかもしれません。しかし現状困っている方を「仕方ない」と切り捨ててしまっていいのでしょうか。国や県が動く前に、市がこの問題に向き合い、予算を充てて対応していくことを求めていきたいと強く思いました。

市長への手紙、保育幼稚園課に電話してみる、議会に陳情書を出すなど、市民の声を行政や議会に届けることはとても有効だと思いますので、できる方は是非行動してみてください✨ 市議会のHPから一般質問の動画を観ると、市長の考え方などがよく分かるので要チェックです!

公共を取り戻していく、 公共の在り方を考えていく、 これが今の社会で本当に必要なことだと、 改めて感じています。 私、ありいあいこもできることをやっていきたいと思います!