2024年1月の市議会レポート
2024年は、年初から能登半島地震、羽田空港の衝突事故と、大きな災害、事故が続きました。
改めて、亡くなられた方へのお悔やみと、被害に遭われた方へのお見舞いを申し上げます。
海老名市からも、能登半島への支援物資や応援職員の派遣を行っています。
支援の様子は海老名市の公式X(旧Twitter)、Instagramなどで見ることができますので、ぜひご覧ください。
Instagram:https://www.instagram.com/ebina_official/
X(旧Twitter):https://twitter.com/ebina_city_pr
ちなみに、海老名市の公式Xアカウントでは、今後災害情報なども発信されるとのことです。
ぜひ、フォローしてくださいね。
さて、海老名市議会では、1月は早速臨時会が開かれました。
海老名市議会の議案や賛否の結果などは、ホームページで公開されています。
傍聴や中継に関する案内も載っていますので、こちらもぜひご覧ください。
海老名市議会ホームページ https://ebina.gijiroku.com/index.asp
改めて、亡くなられた方へのお悔やみと、被害に遭われた方へのお見舞いを申し上げます。
海老名市からも、能登半島への支援物資や応援職員の派遣を行っています。
支援の様子は海老名市の公式X(旧Twitter)、Instagramなどで見ることができますので、ぜひご覧ください。
Instagram:https://www.instagram.com/ebina_official/
X(旧Twitter):https://twitter.com/ebina_city_pr
ちなみに、海老名市の公式Xアカウントでは、今後災害情報なども発信されるとのことです。
ぜひ、フォローしてくださいね。
さて、海老名市議会では、1月は早速臨時会が開かれました。
海老名市議会の議案や賛否の結果などは、ホームページで公開されています。
傍聴や中継に関する案内も載っていますので、こちらもぜひご覧ください。
海老名市議会ホームページ https://ebina.gijiroku.com/index.asp
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Index
○質疑・討論を行った議案
・令和5年度海老名市一般会計補正予算 議案第12号
Index
○質疑・討論を行った議案
・令和5年度海老名市一般会計補正予算 議案第12号
物価高騰対策について
障がい者ケアセンターの移転先について
障がい者ケアセンターの移転先について
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○質疑・討論を行った議案
・令和5年度海老名市一般会計補正予算 議案第12号
○物価高騰対策について
○物価高騰対策について
反対の理由は、生活者への直接的な支援を増やして欲しい、というものです。
今回、国から物価高騰対策のための交付金が約1億7千万円出ていました。
海老名市はそのうち、新たな物価高騰対策として、約3000万円を保育所や幼稚園また障がい者施設への支援に充てました。
残りの約1億4千万円については今年度海老名市が実施した物価高騰対策費に割り当てて、それによって浮いた分を財政調整基金(市の貯金のようなもの)に積立てることにしました。
他市では独自に生活者への直接的な支援を実施しているところもある中、海老名市は実施していません。元々国からの交付金は1億7千万円ありますので、基金に回さずに生活者支援に回すことも可能であったはずです。
市長からの答弁では、お金を配るのは一時的なものであり反対であるとの見解でした。一時的な支援にしかならないし、それより制度として作りたいとのこと。
今回、国から物価高騰対策のための交付金が約1億7千万円出ていました。
海老名市はそのうち、新たな物価高騰対策として、約3000万円を保育所や幼稚園また障がい者施設への支援に充てました。
残りの約1億4千万円については今年度海老名市が実施した物価高騰対策費に割り当てて、それによって浮いた分を財政調整基金(市の貯金のようなもの)に積立てることにしました。
他市では独自に生活者への直接的な支援を実施しているところもある中、海老名市は実施していません。元々国からの交付金は1億7千万円ありますので、基金に回さずに生活者支援に回すことも可能であったはずです。
市長からの答弁では、お金を配るのは一時的なものであり反対であるとの見解でした。一時的な支援にしかならないし、それより制度として作りたいとのこと。
その考えもよくわかりますが、物価高が止まらず家計への負担が増えている中で、何かしらの生活支援は必要ではないかと思います。
市民の経済的な困難に対する危機感を強く持ち、もっと積極的な対策をとることもできるのではないか、ということで、是非今後生活者への直接的な支援についても検討していただきたいと要望しました。
ちなみに、近隣他市の支援の例としては、以下のようなものがありました。
・厚木市では、市内で買い物したレシート1万円分集めると3千円のキャッシュバックがあるキャンペーンを実施
・相模原市では、スマホ決済でのポイント還元や高齢者への商品券配布、市立小学校の給食費を1月~3月まで無償化などを実施
他市には他市の事情や財政がありますので、必ずしも同じことをすることが良いわけではありませんが、やはり生活者に対して、困窮に陥る前のセーフティーネットとして積極的な支援をして欲しいと思います。
「困窮するほどではないけど節約せざるを得ない」
ちなみに、近隣他市の支援の例としては、以下のようなものがありました。
・厚木市では、市内で買い物したレシート1万円分集めると3千円のキャッシュバックがあるキャンペーンを実施
・相模原市では、スマホ決済でのポイント還元や高齢者への商品券配布、市立小学校の給食費を1月~3月まで無償化などを実施
他市には他市の事情や財政がありますので、必ずしも同じことをすることが良いわけではありませんが、やはり生活者に対して、困窮に陥る前のセーフティーネットとして積極的な支援をして欲しいと思います。
「困窮するほどではないけど節約せざるを得ない」
「本当に生活が厳しい」
「もっと市民の生活のためにお金を使ってほしい」
etc...
各々の大変な実情があると思います。
良かったらお声をお寄せくださいね。
どなたでも「市長への手紙」で訴えることもできます。
もっと声をあげていかないと、なかなか市には届かないのが現状です。
困っていること、助けて欲しいことを、もっと声に出していきやすい環境を作っていきたいので、何かご意見がありましたら「ありいあいこ」へもInstagramのDMやメールを通じてお声をお聞かせください。
市長への手紙はこちらのURLから↓
https://www.city.ebina.kanagawa.jp/mayor/1000963.html
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・障がい者ケアセンターの移転先について
・障がい者ケアセンターの移転先について
もう1点は、重度障がい者の方が利用するケアセンターの移転先についてです。
中新田にある『わかば会館』をご存知でしょうか?
中新田にある『わかば会館』をご存知でしょうか?
障がい者の生活介護や、療育、相談事業などを行なっている施設なのですが、重度障がい者の定員オーバーや、療育が相談待ち状態など、キャパオーバーとなっていることから、障がい者のケアセンター機能を別の場所に移転することが決まっています。
移転のために新施設の設立が必要であること、現在のわかば会館を子どもに特化した施設にし、大人が利用する部分を別の場所に移転する、そのことも様々な事情を鑑み理解をしています。
懸念事項として上げたいのは、移転先の安全性の問題と、利用者からの要望に答えられていないという問題についてです。
まず、移転先として決定している土地が「相模川洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域」のハザードマップにおいて「家屋倒壊等氾濫想定区域」であり「浸水が3~5m」の地区であることです。
この点について、市の回答は、このハザードマップは相模川の城山ダムの放水があった場合のものなので、ダムの放水は事前に分かるため避難の対応は可能。海老名市の半分は浸水地域になるため、ここだけが特別危険な訳ではない、とのことでした。
しかし、この施設を利用されるのは、重度の障がいを持つ方々です。事前にわかるとはいえ、必ずしもスムーズな避難ができるとは限りませんし、ご家族の引き取りが可能とも限りません。
次に、利用者や利用家族の方からは、現在のわかば会館の近くが利便性もよく、総合病院も近く安心、災害時の引き取りもしやすい、などの理由から、現在のわかば会館の近くを望む声が多く出ていたが、変更は受け入れられなかったことです。決定している土地は平成24年に市に寄付され、すでに約10年間、市が保有していた土地です。したがって、決定した理由は市がこの土地を有効利用したかったからであって、ケアセンターの移転先として適しているからとか、利用者の声に応じたものではないのではないか、と思われました。
市の事情によって場所を決定し、ハザードマップ上危険な場所に新しい施設を建てて、避難については工夫と努力でなんとかするというのは、利用者や利用家族からしたら納得できることではないのではないでしょうか。
懸念事項として上げたいのは、移転先の安全性の問題と、利用者からの要望に答えられていないという問題についてです。
まず、移転先として決定している土地が「相模川洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域」のハザードマップにおいて「家屋倒壊等氾濫想定区域」であり「浸水が3~5m」の地区であることです。
この点について、市の回答は、このハザードマップは相模川の城山ダムの放水があった場合のものなので、ダムの放水は事前に分かるため避難の対応は可能。海老名市の半分は浸水地域になるため、ここだけが特別危険な訳ではない、とのことでした。
しかし、この施設を利用されるのは、重度の障がいを持つ方々です。事前にわかるとはいえ、必ずしもスムーズな避難ができるとは限りませんし、ご家族の引き取りが可能とも限りません。
次に、利用者や利用家族の方からは、現在のわかば会館の近くが利便性もよく、総合病院も近く安心、災害時の引き取りもしやすい、などの理由から、現在のわかば会館の近くを望む声が多く出ていたが、変更は受け入れられなかったことです。決定している土地は平成24年に市に寄付され、すでに約10年間、市が保有していた土地です。したがって、決定した理由は市がこの土地を有効利用したかったからであって、ケアセンターの移転先として適しているからとか、利用者の声に応じたものではないのではないか、と思われました。
市の事情によって場所を決定し、ハザードマップ上危険な場所に新しい施設を建てて、避難については工夫と努力でなんとかするというのは、利用者や利用家族からしたら納得できることではないのではないでしょうか。
実際に現在のわかば会館の近くに土地がないわけではないはずです。また、土地を購入するお金がないわけでもないはずです。もし、市が土地購入に関してお金がかかることが問題であると言うならば、それは海老名市が障がい福祉を予算の配分先として優先度を下げて考えているのではないか、と言わざるを得ません。
市としては、今回新たにこの場所に施設ができることで、北部・中部・南部に障がい福祉の拠点ができることをメリットとして上げていますが、障がい福祉の全体のビジョンが分からない中、元々持っていた土地ありきで進んでいるように見えますし、利用者と利用家族の要望が受け入れられておらず、不安を持ったまま決定して物事が進んでいることが大きな問題ではないかと思います。
公立で新たに施設を作るならば、土地の選定を含めて、利用者の要望に沿う形で、しっかりと予算もつけて、将来的な展望をもって、進めるべきだと思いますが、残念ながら今回はそのようになっているとは思えませんでした。
今回、このような考えを示したのは涼風の会だけですし、市の説明でも問題ないとのことで、補正予算は賛成多数で可決しました。
計画は進んでいきますが、これからも新施設の内容や避難計画に問題がないかなど引き続き注視していきたいと思います。
市としては、今回新たにこの場所に施設ができることで、北部・中部・南部に障がい福祉の拠点ができることをメリットとして上げていますが、障がい福祉の全体のビジョンが分からない中、元々持っていた土地ありきで進んでいるように見えますし、利用者と利用家族の要望が受け入れられておらず、不安を持ったまま決定して物事が進んでいることが大きな問題ではないかと思います。
公立で新たに施設を作るならば、土地の選定を含めて、利用者の要望に沿う形で、しっかりと予算もつけて、将来的な展望をもって、進めるべきだと思いますが、残念ながら今回はそのようになっているとは思えませんでした。
今回、このような考えを示したのは涼風の会だけですし、市の説明でも問題ないとのことで、補正予算は賛成多数で可決しました。
計画は進んでいきますが、これからも新施設の内容や避難計画に問題がないかなど引き続き注視していきたいと思います。
そして、これからの社会は障がい者支援を含め、公共・福祉を中心に据えて、ケア中心の社会を目指していって欲しいと思います。ケアを置き去りにして、経済発展を中心に据える社会は、格差を広げ資源を使い果たしてきました。そのような社会は今後持続可能であるとは言えません。
そして、これからの社会は障がい者支援を含め、公共・福祉を中心に据えて、ケア中心の社会を目指していって欲しいと思います。ケアを置き去りにして、経済発展を中心に据える社会は、格差を広げ資源を使い果たしてきました。そのような社会は今後持続可能であるとは言えません。
海老名市がこれから、持続可能な社会を目指してしっかりとケアの現場に対して優先的に予算を充てていくこと、ケア中心社会を目指していくことを求めていきたいと思います。