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桃仁堂だより〜加齢による加齢性黄斑部変性とその予防法

おはようございます、桃仁堂の平部です。

今日は3日目の「加齢による加齢性黄斑部変性とその予防法」をお送りいたします。


黄斑部(おうはんぶ)??


はじめて聞いた!!という方も多いと思います。

黄斑部(おうはんぶ)とは、

網膜のほぼ中央に近い部位のことで、

神経細胞が集中しているため、

網膜の他の部分よりも物が良く見える部分のことです。


だから、黄斑部に問題が起こってしまうと、

見ようとするところが暗く見えにくくなります。

あるいは、見たいところが歪んだりするので

とっても不快な感じになります。


私は大丈夫かしら?


そう思ったあなた・・・。


すぐにご自分で簡単にチェックできる方法があります。


何でもよいので方眼紙のように碁盤の目のように縦横に均等に線が描いてあるものを用意します。

真ん中に印をつけ、片目を閉じてその印を見つめましょう。

そのとき、印が暗い感じで良く見えない・・・とか

方眼紙の線が歪んだように見える方は

黄斑部に問題が起こり始めているようです。



えーーーー?

黄斑部でいったい何が起こってるの??


網膜とは画像を映すスクリーンのようなものですが、

その真ん中あたりの黄斑部が膨らんだり、縮んだりして

平らじゃないので、方眼紙の線がぐにゃぐにゃ曲がってみえたのです。



ショック・・・💦


原因は、網膜の周辺の血流が悪いのを

しばらくほったらかしにしていたことで

自分の細胞が自分を守ろうとして、、、結果、組織を傷つけているのです。

????


ますますわからなくなっちゃいましたね。


ちゃんと説明すると

細胞は、血流が悪くなり、酸素の供給が止まると

すぐに回復させようとして、新しい血管を作る物質を分泌します。


すると、この物質の刺激で新生血管(しんせいけっかん)という新しい血管が作られるのですが、

この血管は脆く出血しやすいため、眼底出血の原因になります。


また周囲の組織はその物質の刺激で炎症が起こったような状態ですので、

透明な体液が黄斑部へ浸潤してきて

浮腫がおこって網膜が歪むため、見たものが歪んでしまうのです。



なんだか怖い病気ですね・・・



少し前まではこの病気は薬がありませんでした。


今は、新生血管の増殖を防ぐための注射が発売されたため

ずいぶん救われた方がいらっしゃるはずですが

まだまだ完璧には治せません。


しかも、組織が縮む萎縮型にはまだ治療法はありません。



でも大丈夫。

予防はできます。

すでに病気の方にも改善のためにやっていただきたいこと。


それは、すべてに通じること。

目の血流を良くすることです。


具体的にいうと、目の毛細血管の血流改善と

酸素の補給に良く働くものを食べてください。

ビタミンEなどのビタミン類とスクワレンが豊富な魚の肝油

血管内のお掃除をするサポニン類(石鹸みたいな成分という意味)

などです。

食品だと、魚卵、クレソン、緑黄色野菜、オリーブ、アボカド、、などなど

サプリメントをお持ちの方は八目ウナギやサメミロン、田七人参

得に出血時には田七人参を通常よりも多く摂取してください。

血液の吸収と止血、浸潤液の予防になります。



目は身体の状態を映す鏡みたいものです

目をいたわり、目に良い食品を摂ることは

身体全体にも良い結果をもたらします。



今日まで加齢による目の病気を予防する3回シリーズでした。

続けて読んでくださったかた、ありがとうございます。

不定期ですが、時々このような健康情報を送らせていただきたいと思います。

また、知りたい情報がありましたらご要望をお寄せくださいね。


それでは、今日も素敵な1日をお過ごしください!

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