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【健塾メルマガ】活動開始から23年経ちました…。
私が精神医療問題を根絶する活動をはじめて23年になりました。

これまで私がどんなことをし、どんな結果をもたらしてきたか、についてご紹介させていただきます。
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2001年3月
10歳のお子さんがADHDを理由にリタリンを処方され廃人同様にされたり、リタリンを服用していた女子社員が突然自宅で暴れ出したり…など事案が立て続けに起こり、個人的にリタリンを潰す~!と思った。
2002年12月
CCHR Japanの活動に参加。ここから正式に活動を会s。
国会、行政、メディアなど対し、リタリンが覚せい剤同様の働きをするものであり、危険性が過小評価されていることを訴えはじめた。
2005年7月
一般人向けの講演活動を開始した。現在までに600回以上の講演を実施している。
2007年3月
リタリンの医薬品添付文書に警告を記載させると同時に、大幅に処方の制限(ほぼ禁止)をさせることに成功した。
2007年6月
ベンゾジアゼピン系製剤(抗不安薬・睡眠導入剤)の添付文書改訂させ、夢遊状態などの睡眠随伴症状(もうろう状態、記憶喪失等)の警告を正式に追記・強化させた。
2007年10月
厚生労働省に働きかけ、同省は24歳以下の若年層において、抗うつ剤の服用により自殺念慮(自殺を考えたり、計画する行為)や自殺企図(実際に自殺を試みる行為)のリスクを高める可能性があることを発表、すべての抗うつ薬の添付文書への記載を義務付けた。また同省はその後、ジプレキサ、エビリファイなどの抗精神病薬に対する警告表示を指示した。
2007年12月
発達障害に使用されている向精神薬・コンサータの認可を前に、先行発売されている諸外国に於いて危険な副作用が生じていることを訴え、本剤は発売当初より依存などが起こることに対する警告表示がなされ、その処方が厳しく制限された。
2012年3月
一般人が副作用報告をする仕組みがなかったため、厚生労働省に働きかけ、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)のウェブサイト上での患者(消費者)向け副作用報告システムを開始させた。
2012年・2014年・2016年。
問題となっていた向精神薬の多剤大量処方問題に関して、健康保険法の運用を改めさせ、多剤大量処方に対して段階的に保険点数の減算措置が講じられるようにした。これにより向精神薬の多剤大量処方に一定の歯止めがかけられた。
2015年5月
労働安全衛生法の改正により、会社が社員にストレスチェックを実施することとなった。これに対してストレスそのものの定義の曖昧さ、また検診により社員が不利益を被る可能性などを指摘。結果、社員がストレスチェックを拒否できるよう付帯決議に盛り込んだ。
2015年12月
強力な催眠作用と乱用リスクの高さが問題となっていた「エリミン(ニメタゼパム:通称「赤玉)」の製造販売を禁止させた。
2016年9月
これまで大量に使用されてきた「デパス」「アモバン」を麻薬および向精神薬取締法の規制対象薬物に指定させた。
2016年12月
強い鎮静・依存・乱用リスクを有するベゲタミン(バルビツール酸系+フェノチアジン系+抗コリン薬配合剤)に対し、処方禁止の働きかけを行った結果、日本精神神経学会は「薬物乱用防止の観点から販売中止」を要望。製薬会社が応じ製造・販売を中止した。
2018年2月
ADHD治療薬のビバンセの主成分であるリスデキスアンフェタミンについて「覚せい剤原料」として覚せい剤取締法の規制対象薬物に指定させた。
2020年3月
神戸市の神出病院で患者に対する虐待事件が発覚。これを機に約2年半かけて100以上の地方自治体議会を回り「患者に対する虐待の通報義務化」を訴えた。結果、64の地方自治体議会が意見書を採択することとなった。この結果、2022年12月、政府は精神保健福祉法の改正案を国会に提出し、精神科病院内に於ける 患者虐待については都道府県等に通報するよう義務付ける法改正をした。
2024年度中の虐待通報件数は現在のところ全国で300件を超えていることが 明らかになった。(2020年の政府発表では過去5年間に72件のみであった。これにより精神科病院では潜在的かつ慢性的に虐待が行われていたことが明らかになってきた)
2023年6月
刑法改正により不同意性交等罪・不同意わいせつ罪が成立。2015年に鹿児島県の精神科医が32名の女性患者と性的関係を持った(うち2名が自殺)という事件で、当時の強制わいせつ罪の構成要件を満たさないことから逮捕できなかったことを踏まえ、働きかけを行い、医師による患者への性行為については同意の有無や抗拒不能だったなどの要件を必要とせずに犯罪とされることとなった。特に精神科医については患者が向精神薬の影響下にある場合の性行為についても犯罪に当たるとした。これにより現在、数名の精神科医が逮捕・起訴されている。
2025年5月
2018年12月に富山市在住の高齢者が精神障害でもないのに約400km離れた宇都宮市の病院(報徳会宇都宮病院)に強制搬送され、数分の診察で老人性認知症妄想型の診断で医療保護入院(強制入院)。以降37日間入院させられるという事件が発生。被害者は2022年2月に提訴。2025年5月29日に宇都宮地方裁判所はこれを違法(原告勝訴)と認める判決を下した。病院側は控訴せず判決が確定した。私は事件発生当初より原告の支援を行っていた。
2025年11月
2023年3月に青森県八戸市の精神科病院「みちのく記念病院」で発生した患者間の殺人事件を隠蔽しようと犯人を隠匿した事件で、小倉は内部告発者への事情 聴取を行い、事件は加害者が違法に身体拘束されていることを回避するために 行ったという内容の内部告発を受け、青森県警への告発を行った。結果、2025年2月に元院長と主治医が逮捕・起訴され、元院長には2025年11月に有罪判決が下され、その後確定した。
私は厚生労働省、青森県庁、八戸市などに対して同病院に対する行政処分や精神科病院に対する指導・監督の在り方について改善を行うよう要望を行った。また、八戸市議会にも働きかけ厚生労働大臣に宛ての意見書を採択させた。