★★★いわせ接骨院『健康の玉手箱』Vol.28「老化は足腰からの本当の意味」★★★

 　こんにちは。いわせ接骨院『健康の玉手箱』院長の岩瀬和仁です。

今日はちょっとましですが、まだまだ蒸し暑い日が続きそうですね。こんな時は、無理をせず、何か自分へのご褒美、好きな食べ物とか、ゆっくりお風呂につかるとか、心とカラダを解放してあげたいですよね。

頂いた家庭菜園の夏野菜を「除菌カルシウム」で野菜の細胞を活性化し、簡単に料理し、お酒のつまみに頂くのが、僕のご褒美です。仕事上がりに、ちょっと散歩して、お風呂で汗流したあとで頂けば、最高のご褒美です。

 

「老化は足腰からの本当の意味」

よく「老化は足腰からはじまる」と言われますよね。たしかに、年をとれば、足腰が弱くなり、杖や歩行器が必要になったと同時に、耳が遠くなる、目が見えにくくなる人も多いですね。

この現象は、いったい何を意味しているのでしょうか。足腰の筋肉は、脳や脊髄からの信号、電気エネルギーで動いています。主にからだを支える信号、姿勢を保ったり、バランスをとる無意識のはたらき(不随意)は、脳からの信号で、蹴ったり、走ったりする意識のはたらき(随意)は、脊髄からの信号です。

ですから「足腰が弱くなる」とは、足腰の筋肉を働かせている「脳・脊髄」が弱くなるということです。脳から一番遠い足が一番最初に、脳が弱くなった影響を受けるのですね。

脳には、感覚器官からの情報を認識するはたらきもあります。ですから、脳のはたらきが低下すれば、足腰が弱くなると同時に、目や耳からの情報を認識する機能も衰えるので、視力や聴力が低下するのです。

ヤマサキシステムは、脳・神経にはたらきかける施術です。ですから、まずは、脳・神経のはたらきのどちらが、どの程度低下しているのか検査する必要があります。検査結果により、脳もしくは脊髄のどこを、どのように、どれくらいの強さで施術するのか毎回決めています。レントゲン分析、視力計、ダーモサーモグラフ、マサテスト(鏡検査、筋力検査、可動性の検査)は、すべてこのためにやっています。

これらの検査結果をすべて見て、包括的に施術を組み立てるのですが、例えば、うつ伏せ位、斜角筋(左右の首の付け根をつまむ)の検査で、右か左のどちらか一方だけが痛い場合は、脳の機能低下が大きいと判断します。この場合は仰向けの筋力検査では、右か左の片半身の力が入りません。このケースでは脳からの施術になります。目や耳から脳へのアプローチです。施術後に、筋力検査をすると、力が入るようになり、立ってみると羽が生えたように軽く感じるのは、からだを支える脳のはたらきが強くなるからです。

　　

この状態になれば、あとは散歩や歩行訓練、リハビリのようなことをして頂ければ、足腰の筋肉も徐々に大きくなってきます。しかし、筋肉をはたらかせる脳が低下したままでは、いくらリハビリをしても筋肉は働くようにはなりません。

脳からのはたらきは、不意随意で専門的には「錐体外路系」と言います。錐体外路系のはたらきには、体のバランスをとったり、坂の傾斜に合わせての歩行と同時に、呼吸・心拍・循環・吸収・排泄・修復など、生きるために必要な機能も担当しています。

筋力検査の時に、いくら息んでも力が入らないのは、不随意のはたらきを検査しているからです。施術によって錐体外路系のはたらきを回復されたら、意識しなくとも軽く力が入るようになるのも不随意だからです。同じように、今日は疲れているから、肺を休ませようとか、心臓を止めようと思っても止まりませんよね。できたら、ちょっと心臓をいつもよりもたくさん働かせようと思っても、錐体外路系が働かない限り、そうなりません。そうすると、さらに脳へのエネルギー(血流など)は低下して、ますます体中のはたらきが悪くなっていきます。脳の認識力も低下しますから、視力も聴力も衰えます。

ヤマサキシステムの施術によって視力や聴力がよくなるのは、実は、脳のはたらき、錐体外路系のはたらきが良くなるからです。ということは、老化も遅らせることができるということなのでしょう。

ちなみに、うつ伏せの斜角筋の検査で、両側に痛みがある場合は、脊髄に問題があります。こちらは随意運動に関与しますので、施術のアプローチや、影響を受ける身体のはたらきも変わってきます。

錐体外路系のはたらきは、不随意ですから、体操やリハビリなど、自分でいくら努力しても手の届かないところですから、私の知っている限り、ヤマサキシステムしか、これを簡単に良くする方法はありません。僕は、岩瀬(自分)にヤマサキシステムの施術をしてもらえないのが苦しいところです。以前は、高知研修に行ったとき、山﨑先生に施術をして頂きましたが、先生はインドを中心に世界で活躍されているので、もう何年も施術をして頂いていません。日本では、岩瀬がヤマサキシステムをさせて頂く一人として、これからもがんばって参りますので、私が元気なうちは、ぜひ、ご活用くださいね。