いわせ接骨院「健康の玉手箱」

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千葉県茂原市/いわせ接骨院『健康の玉手箱』メルマガ初号機「肩もみは肩コリの元」発信

千葉県茂原市/いわせ接骨院『健康の玉手箱』メルマガ編集長、いわせ接骨院院長の岩瀬和仁です。たくさんのみなさまにメルマガ登録して頂き、ありがとうございます(^^)

また『健康の玉手箱』零号機発信のご意見、ご感想をたくさん頂きまして、ありがとうございます(^^) 今後のメルマガ編集に活かして行きますね。

さて、早速ですが『健康の玉手箱』零号機で予告させて頂いた通り、初号機では「肩もみは肩こりの元」をテーマに発信します(^^)

バイタルリアクトセラピーは、地軸に対してからだの構造と機能を正すことを目的として、検査・分析に基いた施術をさせて頂いています。

初検で頚椎の前弯アーチがない方には、施術計画のご提案の際にご説明させて頂いていますが、頭を支える構造である頚椎アーチがないと、頭は前方に倒れて来ます。
頭の重さは、人によって違いますが、大人の場合およそ15ポンドです。1番重いボーリングの玉くらいあります。これを直立姿勢で支える為に、頚椎は半径17cmの前弯アーチ構造をしていなければなりません。
ストレートネットとか、逆の後弯ネットだと頭を支えきれず、前方に倒れて来ます。
側面からみるとかがんだ時みたいに、頭が前に落ちてきますし、側面からみた軸もくるってきます。
正常の立位側面軸は、足からくるぶしの中心から膝関節、股関節大腿骨頭、肩峰を通りみみの穴を通るラインです。
前に倒れた頭を支える為に、首の後ろの筋肉のテンションが上がってきます。この現象を日本語では「肩コリ」と呼んでいます。
「肩もみ」で、前に倒れた頭を支えるために、パンパンに緊張している首の後ろの筋肉をほぐしたら、どうなりますか?
一時的に楽になったように感じるでしょうが、頚椎の前弯アーチが正常になったわけではないので、頭を支える筋肉のテンションが緩んでしまい、もっと頭が前に倒れてきます。
そうすると「肩もみ」をする前よりも、もっと頭を支える筋肉のテンションが上がってくるので「肩コリ」現象はさらにひどくなります。
そうすると、以前よりももっと強い力で「肩もみ」を繰り返し、筋肉をもみほぐそうとします。
頭を支える筋肉のテンションがズタズタにほぐされてしまうので、からだのどこかで、アーチ構造をつくり、頭を支えようと脳は必死にシーケンスしていきます。
正面からみた頚椎は、本来地軸に対して真っ直ぐが正常ですが、側弯して、異常なアーチを作り頭を支えようとします。
すると頭の位置が右側に倒れたり、傾いたりするので、それを支えようと肩の位置が狂ってきます。
肩は頭よりも重いですから、肩が下がるとからだを支える負担は更に強くなります。
さらに、肩を支えるために、背中が猫背になり、そのために、腰が引っ張られて、腰の前弯アーチがなくなります。
腰の前弯アーチがなくなると、骨盤が下がったり傾いたりして、おしりが下がり、膝が前に出て来て、膝の痛みを引き起こします。
なので「肩もみ」が「肩コリ」を悪化させる原因になっているだけでなくて、五十肩、背中の痛み、腰痛、膝の痛みなどの原因になるのです。
バイタルリアクトセラピーの施術で、地軸に対するからだの軸が正常になれば、肩コリを含むこれらの原因のひとつであるからだの構造の問題は、瞬時に解決します。
なので、魔法みたいに瞬時に全ての痛みがなくなる人もいます。
しかし、すぐには痛みが消えない人もいます。しかも施術計画通りに通院頂いているのに、痛みのスコアが下がらない方もいます。
どうしてだと思いますか?
原因はいくつかありますが、そのひとつは、「肩もみ」です。「肩もみ」をしている人は首の後ろがボッコリ腫れているので、施術中に分かります(^^)
「肩もみは肩コリの元」のお話をさせて頂き、「肩もみ」をやめてもらうと痛みのスコアが徐々に下がってきます。
なぜすぐに痛みのスコアが下がらないのでしょうか?
それにも、ちゃんとした理由があります。
「肩もみ」や「肩タタキ」強いマッサージなどで、筋肉をもみほぐすと、筋肉はどうなると思いますか?
筋膜や筋繊維が切れます。これって、どんな状態ですか?
怪我をした時に、筋断裂とか言われますよね。それと同じ現象が起きているのです。
生きているからだは、切れた筋膜や筋繊維の修復をはじめます。
修復過程では、炎症が起きます。炎症は、字のごとく、熱を発します。切れた繊維をつなぐために発熱して、タンパク質を固めて修復しようとします。だから、肩が凝ってくるのです。炎症のため、肩の筋組織のタンパク質が凝固して来るんです。
炎症には、痛みや腫れ、運動機能制限も伴います。すべて、早く回復させるために必要な現象なのです。
修復のために必要な炎症が治まるのにはある程度の時間が必要なので、瞬時には、痛みがとれないのです。
さらに、筋組織を壊す「肩もみ」をやめないと、からだは修復作業をやめられないので、「肩コリ」は永遠に続きますし、補正作用のために引き起こされる、背部痛、腰痛、膝の痛みも治まりません。
しかも、修復過程の炎症反応は、血管にも及び、血管炎も起こします。血管の炎症が続くと次はどうなりましか?
血管も筋肉と同じタンパク質です。
生卵もタンパク質ですが、茹でるとどうなりますか?ゆで卵になり、白味は白く硬化しますよね(^^)
動脈も炎症が続くと、硬化します。これを動脈硬化症といいます。 
動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。
また、関節の構成要素もタンパク質です。これが炎症すると関節炎🔥、さらに硬化して変形すると変形性関節症といいます。
スーパーマーケットの鮮魚コーナーで、小さいお子さんが、はじめて青いお魚をみて、びっくりして、思わず指で押しているのを見たら、そのお魚買いますか?
痛みが早くなるから、買いませんよね(^^)
鮮魚コーナーのパックに入ったお魚は、死んでいるから炎症反応が起きませんし、強い圧力を加えると酸化して腐敗がすすみます。
筋繊維などにダメージを加えるという意味では「肩もみ」や強いマッサージも同じです。
もうひとつ、筋肉を包む筋膜には、とても重要な機能があります。筋膜の緊張や弛緩度合いの情報を常に抹消神経を通じて、脳に発信して、からだの置かれているポジションをコントロールしています。
だから私たちは、坂道を歩いたり、楽々とからだを動かせるのです。
しかし「肩もみ」などで筋膜にダメージを与え続けると、炎症反応が続き、筋膜が肥厚してしまいます。すると本来はセンシティブでないとならない筋膜の感覚が鈍くなり、からだの制御機能が低下して、怪我の原因にもなります。
「母さん お肩をたたきましょ〜 たんとん たんとん たんとんとん ♫」
これは、私の個人的な感想ですが、この童謡が、いまの日本人の「肩コリ」をつくり、医療、福祉にかかる問題を助長したのではないかと(^^) 
これは考え過ぎかもしれませんが、とにかく、「肩もみ」や強いマッサージをやめないことには、健康には、もどりませんと言い切れます(^^)
「肩もみ」をやめても、痛みのスコアがなかなか下がらないケースもあります。
これにも、必ず原因があります。
超慢性、難治性であればある程、原因は生活習慣、環境にあります。
次回からは、健康を損ねる生活習慣、環境の数々を少しずつお伝えしていきます。
健康に関する情報は、結構間違って広まっていることも多いように見受けられます。
『健康の玉手箱』メルマガでは、いわせ接骨院の永年の臨床現場で、実際に検査で分かったこと、システムトリートメントで成果の出た経験から分かった、確かな情報のみをお話して行きます。
次回も、どうぞ、お楽しみに(^^)
長くなりましたが、最後までご購読頂き、ありがとうございました(^^)

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