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〜第2回配信 介護保険だと一緒にごはんを食べることが難しい?
こんにちは。
介護ライフサポートふわり縁 介護ライフアドバイザー
いなぐま あやのです。
先日、以前の勤務先の
訪問介護事務所から連絡がありました。
私が勤めた時から辞める時までの12年間
ずっとヘルパーとして関わらせていただいた方・・
おとうさんがなくなったとのこと。
(おとうさんと呼ばせてもらっていました)
実は、
辞めてから
ずっと胸に引っ掛かりが
あった方だったんです。
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おとうさんはもともと
難病だった奥さんの介護を10年くらい
一生懸命にされていた方でした。
でも奥さんが亡くなり、
自分も歳をとって
今度はご自身が介護される側になったんですね。
私が訪問介護事務所を辞める2カ月くらい前
いつものようにケアが終わって記録を書いているときに
おとうさんに、
「一生に一度でいい。一つお願いを聞いてほしいことがある。
今度のわしの誕生日に、ごはんを一緒に食べに行ってくれんか?」
というお願いをされたんです。
おとうさんは、
一人娘と孫と暮らしていたけれど、
娘さんは自分と子供のことだけで精一杯で
ご両親のことは、ほぼ私たちの介護サービスに任せてみえました。
もちろん、お母さん(奥さん)の介護もおとうさんが一人で担っていました。
だから、もう何十年も
おとうさんは、家族とごはんを食べたことがありませんでした。
実は、介護保険では、
一緒にごはんを食べるっていうのは、NGなんです。
もちろん、個人的に何かをしてあげることも・・
すべての利用者に公平にサービスを提供しなければならない。
すべてのヘルパーは、手順書にそって計画通りに仕事をしなければならない。
なぜなら税金で成り立っているサービスだから・・
もし、するとするなら、
自費としてのサービスならできます。
私としては、
おとうさんとごはんを食べに行くくらい、なんてことはない。
最後に、できることなら、一緒に行って楽しませてあげたい。
おとうさんの笑顔を見たい。
そんな思いがあったけれど
でも、当時の私の管理者の立場としては、それはNG。
もちろん、自費という手段も考えました。
しかし、もう自分は辞めていく立場。
「あやのさんは、聞いてくれた・・
あやのさんなら、こんなこともやってくれたのに・・」
もう、おとうさんの最期まで関われない私のそんな思い出が
おとうさんにとって良いのかどうかも正直わかりませんでした。
そして何より、私が大切にしてきたヘルパーステーションの
スタッフたちの仕事がやりにくくなるだけだと考えました。
私が事業所を抜けた後、
人手不足で大変になるのも分かっていて
それでも、私はやりたいことがあるからと辞めていくわけですから・・
おとうさんには、
もし・・何かわたしのことを聞かれたら
「体調が良くないので、あやのさんはしばらく休むことになった」
と、そう応えてもらうように、スタッフたちに頼みました。
だから、
おとうさんには「考えとくね」
と言ったまま、
最後にさよならもありがとうも言えませんでした。
介護保険の範囲では、
そんな簡単なことが出来なかったんです。
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こんな風に
「誰かとごはんに行きたい」
「ちょっと一緒にお茶したい」
でも、いつも、
「それはできません」とお断りしなくてはなりませんでした。
高齢になって、
そんなささやかな思いさえ叶えてあげられない。
でも、今の仕事だったら、できるんです。
ふわり縁だったらOKなんです。
介護保険で出来ないけど、
喜んでもらえること、きっと必要になることが
たくさんあると思います。
誰かの手を借りたいあなたに
お役に立てたら、と思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次の配信は、私って薄情?についてお届け予定です。
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サービスがツクツクにはあるんですよ。
是非是非活用してください。
◆介護ライフサポート ふわり縁
介護ライフアドバイザー いなぐま あやの
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