人と動物の幸せ未来デザインMUSUBI|酒井聖花

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酒井聖花@むすび メルマガ <困った!を解決したのは・・・>

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今日は、ワンチャンの行動で

ご相談を受けていた中で、

とっても困っていた事があっさり

解決しちゃった例をご紹介します。


ペットの行動にトラブルを抱えた時、

どうして良いかわからなくなりますよね。

病気でも無いし、ちょっとしたしつけで

簡単に変わる感じでもない。

可愛いうちの子なんだけど、

毎日の生活のことだから、正直キツい・・。

自分が悪いのか?ペットに問題があるのか?

何が原因なのか?わからない。

まさに、このモヤッとした感じが

すごくキツいんですよね。


今回のワンコは

5ヶ月のプードルのチコちゃん。

とっても元気な甘えん坊です。

飼い主さんが困っているのは

ひとりにすると泣きわめいたり、

ずっと後をついてきてお風呂やトイレにも

ゆっくり入れないこと。

黙って無視していると、アレコレかじって、

壊したり変なモノを食べたり・・・。

仕事にも行けないし、お出かけも出来ない、

もう、本当に赤ちゃんを育てているのと同じで、

半育児ノイローゼ状態になってしまいます。


家族と一時離れていても、

ひとりで楽しんで過ごせるようになる事

が目標ですが、そのためには

いくつか大切な事があります。


その中で今回とても効果的だったこと、

それは環境整備。

この環境に関しては、

殆どの飼い主さんがその重要性を

知っているけど理解していません。

確かに「環境」といわれても

ピント来ないですよね。


でもですよ、

自分に置き換えてみて下さい。

仕事でも、内容も大事ですが

環境ってすごく気にしませんか?

住む場所も、関わるコミュニティも、

環境という要素は多くの人が無意識に

重要視しているハズです。

その環境に問題を感じていないのは

自分であって、それが他の人、ましてや

他の動物にとってどうなのか?ということは、

そこにあえて疑問を持ってフォーカスしない限り

気づけないのです。


今回のチコちゃんは、

元気すぎるが故にサークルを飛び越えたり、

脱走出来る状態、そしてサークル内に

入っていたとしても常に飼い主さんの動きを

見張れる状況でした。


そこで、必要な時にはしっかりと

居場所をわけられるように、

抜け出せない柵を設置して、

ある程度の広さの中でひとりで遊べる場所

を確保しました。


また、

常に飼い主さんを見張れる状態をなくすため、

突っ張り棒で簡易カーテンを設置して、

ひとりで遊んで欲しいときは

そのカーテンを閉めることにしました。

これは、

「しっかり閉じ込めて出られないようにする」

という事ではありません。

中で過ごすときには、お腹をすかせた状態にして、

長く楽しめるようにおもちゃにフードを詰めて、

ひとり遊びで退屈しないよう、かつ、

そこに入る事が楽しみになるように

セッティングを工夫をすることが

絶対に必要になります。


そうすると・・・、

ひとりで過ごす時と飼い主さんと遊んだり

一緒に過ごす時のメリハリがついて、

サークルから出しても、

以前のように後追いする事がなくなったのです。

もちろん、甘えん坊の性格はそのままなので、

じゃれたりそばにいたりという事は

ありますが、どこにでもついてきて、

姿が見えないと泣きわめくという事が

なくなりました。


この子は比較的不安傾向のある子だったので、

こういう子の場合は

しっかりとしたルールがある事が

気持ちを安定させます。

どう行動して良いか明確でない状態というのが

最もストレスになるのです。

だから、

飼い主さんの感情でその時々で対応が変わると

いつまでたっても落ち着くことが出来ません。


今回のケースでは、

保育園や幼稚園に預ける時に、

最初は離れるときに泣いてしまっても、

お母さんが見えなくなると、

ケロッとして遊び始めるという事が

良くあるのと同じように、

見えているけど離れてるみたいな

曖昧な状況が、不安を増長させていた

ようです。


「こういう時はこうしておけば安心、大丈夫」

という事が明確になって、

良い経過をとった例ですね。

全ての子にこの方法が効果的とは限りませんが、

環境をしっかりセッティングするだけで

これだけ変わる可能性があるなら、

試してみる価値ありますね!


ただ、チコちゃんは、

今はひとりで過ごす事に慣らす

ということを最優先にするため、

どうしても以前よりサークルで過ごす時間が

長くなってしまいます。

その代替えとして、おもちゃや食事の与え方

を含むサークル内の環境の充実と

外遊びを増やすという事を

しっかり併用する必要があります。


飼い主さんにもとっても喜んで頂けて、

私もとても嬉しい経験でした。


ペットの気になる行動があったら、

是非環境というメチャメチャ基本的な

部分にも、もう一度目を向けてみて下さいね。


最後までお読み頂きありがとうございました!

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