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ストレスでなぜ胃痛になるの?対処法は?

所沢スポーツケアセンターの井口です。

こんにちは。


「ストレスで胃が痛い」とよく言いますが、

なぜそうなってしまうのでしょうか?

いろいろ原因はありますが、

一般的に多いと考えられていることをあげてみます。


人の体には自律神経という自動システムがあり、

内臓・血管などの働きを無意識にコントロールして

環境に対応していく能力が備わっています。


自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。

これらが相反する働きをすることでバランスを保っています。

交感神経は興奮するとき、副交感神経はリラックスするときに

働くと考えて良いでしょう。


胃の働きに関していうと

副交感神経が優位のとき、胃酸の分泌が増えます。

増えることで消化が良くなります。

交感神経が優位のときは逆に胃の働きが抑えられます。

よってストレスで緊張していると食欲がなくなります。


しかし、緊張状態が長く続きすぎると

自律神経がバランスを取るために

副交感神経を強く働かせます。

そうなると胃酸の量が急激に増えることにもなります。

緊張状態で胃が空っぽの状態なら

胃粘膜をかなり傷つけることになり

胃痛が発生するというメカニズムが考えられます。


緊張状態が長引くと眠たくなったりするのは

こういった自律神経のバランス作用が働くのも一因です。


ではどうやってストレスによる緊張を緩和しましょう?

ストレスを受けやすい人にリラックスしましょう

といっても簡単にはできません。


逆のことをやって反作用を狙う方法があります。

運動をすることで興奮させ、

その反作用のリラックスを狙うのも効果的です。

筋肉を動かすことで活動ホルモンの分泌が良くなり

余計なことを考えなくなりますから

いい緊張が得られると思います。

特にリズムのある運動が効果的ですね。


また心理学的なアプローチで

自分の考えを変えていくのもいい方法です。

これだと動けない場面でも使えます。


食事は胃に負担のかかる粗悪油を摂らないのも大事ですし、

慌ただしく食事をすることで

交感神経が優位になり胃に負担がかかるので

ゆっくり食事を摂るように心掛けるのも大事です。


メカニズムを知ると気分も楽になり

対処法のタイミングもわかってくるのではないでしょうか。


ではまた。



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