越後海藻屋(えちごかいそうや)

わかめの葉体(ようたい)について
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葉体(ようたい)とは
ワカメの葉体は、ワカメの一番目立つ部分で、食用にされる主な部分です。
​葉のように広がることから「葉体」と呼ばれますが、植物の葉とは異なり、ワカメは海藻であり、全体が同じように光合成を行います。

形状と構造

ワカメの葉体は、平らで薄く、楕円形または長い帯状の形をしています。成長すると、1メートルから3メートルにまで達することもあります。葉体の表面はツルツルしており、光沢があります。葉体の先端は広がっていて、根元に行くほど細くなっていきます。​​
役割
葉体は、光合成を行って栄養を生産する重要な部分です。ワカメは根(付着器)で岩などに固定されていますが、根は養分を吸収する機能はなく、葉体で海水中の栄養分を吸収し、同時に光合成でエネルギーを作ります。

季節による変化

ワカメの葉体は春から初夏にかけて成長のピークを迎えます。成長期には葉体が青々としていますが、夏になると一部のワカメは自然に枯れてしまいます。収穫されたワカメは加工され、乾燥や塩漬けにされて保存されます。

食用としての特徴
ワカメの葉体は、柔らかくて食感が良いのが特徴です。湯通しすると鮮やかな緑色になり、サラダや味噌汁、酢の物などに広く使われます。また、乾燥ワカメは保存が効き、水で戻すと元の葉体の形状に近づきます。

栄養価
葉体には食物繊維、ビタミン、ミネラル(特にヨウ素やカルシウム)が豊富に含まれており、健康的な食品とされています。

ワカメの葉体は食材としても重要で、栄養価が高いだけでなく、調理しやすく、さまざまな料理に活用できる点が魅力です。​
​​【特徴】
​ワカメの葉の部分で、一番柔らかい部位です。一般に私たちが食べる部分はこの葉体で、食感が良く、海藻特有のぬめりがあります。
【用途】
サラダや味噌汁、煮物など、さまざまな料理で使われます。湯通しすると鮮やかな緑色に変わり、食べやすい部分です。​​