越後海藻屋(えちごかいそうや)

わかめの芽株(めかぶ)​​​について​​​​

わかめの「芽株(メカブ)」は、わかめの根元にある部分で、わかめが海底に付着するための「付着器」と呼ばれる部分に近い箇所です。この芽株は、わかめが成長するために重要な役割を担っており、わかめ全体の中でも特に栄養価が高い部分として知られています。

メカブの特徴
形状と構造​​​
メカブは、わかめの葉や茎と異なり、ねじれたり縮れたりした独特な形状をしています。わかめの根元の付近にあるこの部分は、厚みがあり、弾力のある食感が特徴です。

食感​​​
メカブは、ぬめりのある食感と、シャキシャキした歯ごたえが特徴です。このぬめりは、水に溶け出すフコイダンという成分によるもので、メカブ特有のものです。噛むとネバネバした口当たりとともに、しっかりした食感が楽しめます。
風味​​​
メカブは、わかめの葉に比べて磯の香りが強く、わかめ全体の旨味が凝縮されています。口に入れると、海藻特有の豊かな風味が広がります。
メカブは、さまざまな料理に利用されています。特に、ぬめりを活かした料理が多く、以下のような使い方が一般的です。
酢の物​​
メカブは酢とよく合い、簡単に酢の物として食べることができます。酢の酸味がメカブのぬめりや風味を引き立て、さっぱりとした一品になります。

​味噌汁​​
メカブを味噌汁に入れると、ぬめりがスープに溶け出し、栄養価が高まるとともに、独特の食感が楽しめます。
サラダ​​
​ 刻んだメカブをサラダに加えることで、シャキシャキした食感とネバネバ感をアクセントとして楽しむことができます。ドレッシングとよく絡むため、風味が豊かになります。
ご飯のお供​​
メカブは醤油やポン酢をかけてそのまま食べるだけでも美味しいため、ご飯のお供としても人気があります。