mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
【なぜ?今さらコメ農家を始めたのか_Vol.3】『海外生活で感じた“食の違和感”の正体とは?』
こんにちは、
信州松本こめ農家、ほらぐちです🍙
前回は、海外生活の中で見た
「野菜を洗う洗剤」や、
ピカピカにワックス加工された果物についてお話ししました。
あの時、私の中で
小さな“違和感”が芽生え始めていました。
🌾前回までのあらすじ
・海外生活で自炊をするようになった
・スーパーで「野菜を洗う洗剤」が普通に売られていた
・農家自身は“自分たちで食べる物”と“売り物”を分けていた
さて、本編です。
今回は、
その“違和感の正体”を
もう少し深掘りしてみたいと思います。
■なぜ、野菜を洗剤で洗うのか?
最初は単純に、
「農薬を落とすためかな?」
と思っていました。
ですが実際は、
農薬そのものだけではなく――
✔ 農薬を野菜に付着しやすくする油分
✔ 見た目や乾燥防止のためのワックス
こうした“水だけでは落ちにくい成分”を
洗い流す目的があるそうです。
つまり、
それだけ多くの薬剤や加工が
前提になっているということ。
私はそこに、
なんとも言えない違和感を覚えました。
■そもそも「農薬」って何?
ここで誤解してほしくないのですが、
農薬=悪という話ではありません。
農薬は、
病気・害虫・雑草から作物を守り、
安定した収穫を支えるための大切な技術です。
✔ 虫を防ぐ「殺虫剤」
✔ 病気を防ぐ「殺菌剤」
✔ 雑草を抑える「除草剤」
などが代表的です。
日本では国の厳しい審査を通過したものだけが使用できます。
つまり、
農薬は“安定供給”や“効率化”を支えるために
必要とされてきた技術なんです。
■でも、私が気になったのは…
問題は、
「使う・使わない」だけではありませんでした。
私が気になったのは――
“それが、どこまで食べ物の中に残るのか?”
ということ。
■残留農薬という考え方
農薬は、収穫までに分解されるよう設計されています。
ですが一部には、
植物の内部まで浸透していくタイプがあります。
代表例が、
「ネオニコチノイド系農薬」と呼ばれるもの。
植物の根から吸収され、
全体に行き渡る性質を持っています。
害虫には高い効果がありますが、
一方で、
“洗っても落とせない”特徴を持つものもあります。
つまり――
表面ではなく、
作物そのものの中へ浸透していく。
私はそこに、
大きな不安を感じました。
■人体への影響は?
近年の研究では、
農薬への長期的な曝露(ばくろ)について、
✔ 神経系への影響
✔ 内分泌(ホルモン)への影響
✔ 一部の発がんリスクとの関連性
などが研究されています。
特に、
胎児期や幼少期の影響については、
世界中で慎重な議論が進んでいます。
もちろん、
日本では厳しい基準値が設けられており、
通常の食生活でのリスクは低いとされています。
ですが私は、
海外を歩く中で、
こう思うようになりました。
「美味しいだけで、本当にいいのか?」
「毎日食べるものだからこそ、
もっと大切なことがあるんじゃないか?」
この違和感が、
少しずつ、少しずつ、
“子どもに安心して食べさせられる米を作りたい”
という想いへ変わっていったのです。
👉 次回予告(予定)
次回は、
「なぜ私が“減農薬・安全性”にこだわるようになったのか」
についてお話しする予定です🍚
海外で見た“食の現実”が、
どのように今の米づくりにつながったのか――。
※内容は一部変更になる場合があります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
ほらぐちファーム
ほらちゃんより🌾