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【なぜ?今さらコメ農家を始めたのか_Vol.2】 『海外生活で感じた“食の違和感”とは?』
こんにちは、
信州こめ農家、ほらぐちです🍙
前回は、
57歳まで大手電機メーカーで働き、
世界を飛び回る生活をしていたこと。
そして――
海外での“ある気づき”が、
人生を変えるきっかけになったところまでお話ししました。
🌾前回までのあらすじ
・代々続く農家に生まれながら、電機メーカーへ就職
・世界各国で“眠らない工場”づくりに携わった
・海外生活の中で「食」に対する価値観が大きく変わり始めた
さて、本編です。
海外出張は、長いと2〜3ヶ月。
外食ばかりでは、どんなに美味しくても飽きてきます。
そこで私は、
キッチン付きホテルを選び、
時々自炊をしながら生活していました。
自炊となれば、当然スーパーへ買い物に行きます。
そこで私は、
日本では考えたこともなかった
“食の違和感”に出会うことになります。
■最初の衝撃
今から約25年前。
アメリカ・ジョージア州、
アトランタ近郊のピーチツリーシティに滞在していた時のこと。
洗濯用の洗剤を買おうとスーパーへ行くと、
その近くに見慣れない商品が並んでいました。
「野菜を洗う洗剤」
……え?
野菜を、洗剤で洗うの?
正直、かなり驚きました。
私の実家は代々野菜農家。
採れたて野菜を“洗剤で洗う”なんて、
見たことも聞いたこともありません。
でも、よく見ると、
テレビCMでも普通に流れている。
つまり――
その国では“当たり前”なんです。
■2つ目の違和感
14年前、今度は中国・大連市に半年ほど滞在しました。
日本食も食材も調味料も、
驚くほど普通に手に入ります。
長期滞在だったため、
ここでも自炊中心の生活でした。
ある日、
有名デパートでリンゴやイチゴを見た時、
私は妙な違和感を覚えました。
やけに、ピカピカなんです。
そう。
見栄えを良くするため、
ワックスが塗られていたんです。
そして当然のように、
それを落とすための
“野菜・果物専用洗剤”も大量に並んでいました。
「え…また洗剤?」
現地の従業員に聞いてみました。
すると――
「普通ですよ」
との答え。
さらに、
実家が農業をしているという彼は、
こんな話をしてくれました。
売り物にする野菜や果物は、
虫食いがなく、病気がなく、
見た目が良くないと売れない。
だから農薬をかなり使う。
でも――
農家が自分たちで食べるものは、
農薬を少なくして、
洗剤で洗わなくてもいいように作る。
私は、言葉を失いました。
海外を歩くと、
こういう話は決して珍しくありません。
その土地の文化として根付けば、
いつしか“普通”になっていく。
でも、私は思ったんです。
「それで、本当にいいのか?」
「美味しければ、それだけでいいのか?」
この違和感が、
少しずつ、少しずつ、
私の価値観を変えていきました。
そして――
“子どもに安心して食べさせられる米を作りたい”
そんな想いへとつながっていくのです。
👉 次回予告
「なぜ私は“安心・安全な米づくり”にこだわるのか?」
海外で見た“食の現実”が、
どうして今の米づくりにつながったのか。
次回、さらに深い話をしていきます🍚
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
ほらぐちファーム
ほらちゃんより🌾