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桃仁堂だより〜近視・遠視(老眼)などの視力調整に問題が生じるときに必要なこと
おはようございます、桃仁堂の平部です。
今日は「近視・遠視(老眼)などの視力調整に問題が生じるときに必要なこと」
についてお伝えしたいと思います。
視力調整・・つまりピントを合わせる機能は
角膜と水晶体というレンズの厚みを変化させることで行われています。
近くを見るときには毛様体筋が緊張して水晶体を分厚くし、
遠くを見るときは毛様体筋がリラックスすることで水晶体が薄くなります。
ピント調整が悪い・・・と感じるときは、この毛様体筋の伸び縮みが出来ていないか、
加齢により水晶体が硬くなって、筋肉が頑張っても形が変形しにくくなることのいずれかです。
40代ころから、若いころと同様にはピント調整が行われなくなってきます。
こういった初期の変化に気付いて、きちんとケアをしてほしいと思います。
では、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
まず近視ですが、遠方を見たときにピントがぼやけていても、
しばらく見つめてきちんと焦点を合わせる訓練をしましょう。
そのときに遠方は毛様体筋をリラックスさせなくてはいけませんので力を入れないこと。
でもぼんやりピントが合わない状態で見つめるのは効果がありませんので、きちんとピントを合わせてください。
上手くいかなければ、近くの物から徐々に距離を離れたものへと移行させていくのも一つです。
そして、30秒くらい見つめたら逆にご自分の手など近くに焦点を戻してください。
・焦点を合わせる
・遠くと近くを交互に見つめる
そうです。毛様体筋のトレーニングです。
1度に数回で十分で、疲れるほど行わないでください。
トレーニング直後は30秒くらい目を閉じ、休憩させましょう。
遠視が始まった方も同様のトレーニングをお勧めします。
もう一つ大切なことは水晶体や角膜の硬化を予防することです。
加齢はどなたも避けられないことなのですが、予防することは可能です。
水晶体の成分はたんぱく質で、酸化ストレスを受けやすいところです。
また、皮膚の一部が眼球をつくっていますので予防には
・紫外線を予防
・抗酸化力のあるもので予防
具体的にはUVカットガラスの使用やスマホやパソコンを見すぎないこと
人参に含まれるβーカロチン、ビタミンAや、
色の濃い食品に含まれる色素のゼアキサンチン、ポリフェノールなど
意識して食べるように心がけましょう。
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。
明日は「加齢により起こる目の組織変化とその予防~その1、飛蚊症予防と改善方法」をお届けします。