75年目!!時計職人の祖父より

【SEIKOの時計のココがすごい!】〜時計職人の祖父より〜


群馬に住んでいる祖父母の家から、沖縄へ戻ってきました。

18歳から93歳まで数えて75年間。
時計職人として働く祖父と話をする中で、時計に対する価値観が大きく変わったストーリーがありました。

祖父は、18歳から現在93歳まで時計職人として、商店街の中にある1店舗として商いをしています。(今はお店を閉めていますが、簡単な修理だけ対応しています。)一つの道を真っ直ぐ極めた祖父と、SEIKOの時計について話をしました。



私は祖父と話すまで、正直時計にそこまで大金をかける意味が、分からなかったのです。
どんな時計を付けるのか、それがなぜステータスに繋がるのか?


うーん、、、理解できませんでした。


そんな中、職人ならではの視点で、祖父がSEIKOの時計について語ってくれました。




「時計を一つ作るのに、色々な部品があってね、中には1ミリの大きさにも満たない部品もあるこんな風に。昔こんなの作ったなぁ。
(一つの時計を分解した、手作りの解体図を見せてくれました。)


色々な時計のブランドがある中で、SEIKOの時計はすべての部品が、隅々まで磨かれていて、見えない裏側も綺麗でね。部品を見るだけで、これはSEIKOだなって分かるんだよ。
部品の一つ一つがとても丁寧に作られているから、時間の狂いも本当に少なくてね。」



昨日の夕ご飯のことはすぐに忘れてしまう祖父ですが(笑)仕事の話になると、随分と昔のこともよく覚えていて、ずっと話してくれます。話す言葉にも重さと勢いがあるのです。圧倒されるくらいです。


祖父の話を聞きながら、私はこれまで見えるところでしか時計を見ていなかったな、と思いました。


もし付けていた時計のその1秒がズレていたら。緊張感の中で、大きな価値として1秒を大切にして過ごす方はきっと沢山いる。1秒の価値を究極まで突き詰めたのがSEIKOの時計なんだな、と初めて知りました。

今や日本発祥のブランドとして、世界のSEIKOとなっていますが、販売店では聞けない、職人だからこその祖父の視点は、とても勉強になりました。

モノづくりをするときは、細部にまで心や気を配って、一つのモノを丁寧に創り上げていくことへの職人魂と、ロマンを祖父の言葉や表情から受け取っています。祖父と話をするのは楽しいですし、勉強になります。

時計の技術を学ぶ為に、養子として家に入ってくれたおじいちゃんが居てくれたから、今の私が在るんだな。繋がる命に感謝です。

また、お互い元気な姿で会えますように。

2023.12.18 晴加



⚫︎心が晴れるお便りが届きます
「絵がきや晴加」の心晴(こはる)便り
↓(無料登録)その際は、こちらからお願いします。(^^)
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000066906

やったらやった分☆ 一覧 養子家系