2022.08.13
心房細動(しんぼうさいどう)
みなさん、こんにちは。
本日は、心房細動のお話です。
心房細動とは、不整脈の一種です。
年齢が高くなると増加しますが、若い人でも起きることがあります。
すぐに命の問題が起きるわけではありませんが、脳梗塞ややがては心不全の原因にもなるので注意が必要な不整脈なのです。
胸がバクバクしたり、詰まるような感じがしたり、意識が遠のく、といった症状がある場合には、心電図をとれる病院を受診しましょう。
心房細動というのは、心臓の上側の心房というお部屋が小刻みに震える状態です。
心拍数は通常より増加し、1分間に100~150回程度になります。
長時間その状態が続くと、左心房についている左心耳の中の小さいお部屋の中に血液の塊(血栓)ができて、運悪くそれが脳に飛んでしまうと脳梗塞を起こしてしまうのです。
心房細動の原因としては、飲酒や、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、加齢などがあります。
深酒した翌朝に不整脈を自覚して発見されることもあります。
しかし、無症状の方もいらっしゃるのです。
数時間で治る方もいれば、長時間持続してしまうケースがあり、心房細動の持続時間が長いと血栓ができやすくなります。
治療としては、大きく分けて2つあり、脈拍をゆっくりにする治療と、規則正しい脈に戻す治療があります。
内服薬で脈拍をゆっくりにしたり、規則正しい脈に戻す治療のほか、根治を目指してカテーテルによるアブレーション治療を行います。
さらに、高血圧や糖尿病があったり、年齢が高い場合には、脳梗塞の原因となる血栓を予防するために、血液をサラサラにする内服薬を追加します。
病院を受診する前にご自身で調べる方法としては、動悸が起きた時に手首の内側の親指側に3本の指を当てて、脈をとりましょう。
もし、脈が乱れていたり、速くて分かりづらい場合には心房細動が疑われます。
また、最近は、ウェアラブルデバイスの性能が良くなったため、腕時計で心房細動などの不整脈をキャッチできますので、こういったデバイスも活用されると良いでしょう。
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