2025.07.16
心と体の声に気づいて
【心と体の声に気づいて】
〜腹痛とともにやってきた、
大切なこと〜
2025年6月25日の夜。
突然、腹部に激しい痛みが走りました。
立つこともできず、病院にも一人では行けず…人生で初めて「この身体が自分だけのものじゃない」と深く感じた瞬間でした。
現在、原因不明の子宮の痛みのため、いくつか検査を受けています。
不安がないといえば嘘になるけれど、実は今回、この体験を通して多くの気づきと優しさに出会うことができました。
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■幸せって、自分だけじゃない
ちょうど同じ頃、私と暮らしている猫の森ちゃんが、目の治療を受けていました。
森ちゃんが痛そうにしている姿を見て、私ははっとしたんです。
「自分の幸せって、自分だけを満たすことじゃなかったんだ…」
これまで私は、機嫌よくいること、自分の心を満たすことが“幸せ”だと思っていたところがあったけれど、それだけでは成立しないことに気づかされました。
大切な人や存在が、健康で笑顔でいてくれること。
それがあってこそ、自分の幸せもあたたかく育っていくんだと感じました。
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■体の違和感は、心からのサイン
振り返ってみると、体には少しずつ違和感があったのに、
「このくらい大丈夫」
「今は他のことに集中しなきゃ」
と、つい自分の感覚を後回しにしてしまっていました。
結果、大きな痛みになって現れたんだな…と、ようやく気づきました。
私には「少し我慢してがんばる癖」があるみたいです。
でもこれからは、助けてほしいって言える自分も、大切に育てていきたいと思っています。
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■MRI検査中に訪れた、魂との対話
今日、MRI検査を受けました。
機械の音が鳴り響く中で、不思議と夢と現実のあいだにいるような意識の状態になって…。
そこで、こんな問いかけをされました。
「晴加は、この人生どうだった?」
私は、「感動することが多かったよ」と答えていました。
次に、
「晴加という人は、どういう人だった?」
と聞かれ、
「うーん、一生懸命生きていた人だった」
と返していました。
その会話は、まるで太陽の光に包まれたような、広くてあたたかい母性的な場所で交わされたものでした。
この問いかけを通して、私は思い出しました。
「何かを無理に解決しようとするより、
自分が選んだ道に嘘をつかずに、丁寧に生きることの方が、ずっと大切なんだ」
と。
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■「頼ること」は、愛を受けとること
腹痛が起きたあの日、私は本当に一人で何もできなくなってしまいました。
そんな中、支えてくれた人がたくさんいました。
病院まで付き添ってくれた人。
たまたま連絡を取ったときに、すぐ声をかけてくれた人。
「話してくれてありがとう」と受けとめてくれた人。
ある友人が「誰にでも何でも話していいんだよ」と言ってくれて、その言葉に背中を押されてから、私は初めて「頼ること」に挑戦しました。
すると、世界がふわっと広がったんです。
「私は、ひとりで頑張りすぎていたのかもしれないな」
今は、もっとお願いして、もっと頼って、そして自分が余裕のあるときには誰かに手を差し伸べる人になりたい、そう強く思っています。
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■母と子の、かけがえのない時間へ
来週、検査結果を聞く日。
静岡から母が来てくれることになりました。
学生の頃から一人で行動することが多かった私にとって、母と二人きりで過ごす時間は、これまで実はあまりなかったかもしれません。
でも今は、
「お母さんがそばにいてくれる」
ということが、とても嬉しくて安心で、心がふわっとあたたかくなります。
きっと今回の時間は、母と子としてのかけがえのない時間になる予感がしています。
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■おわりに これからの私へ
私は30代後半を迎えるこれから、こう生きていきたい。
頼って、頼られて。
甘えて、甘えられて。
ひとりで頑張りすぎずに、誰かと一緒に「生きる」を育んでいける人になりたい。
今回の腹痛は、つらくて苦しい出来事ではあったけれど、
**「体は、心の声を届けてくれる大切なパートナーなんだ」**と気づけたことで、私は一歩深く、自分とつながれたように思います。
健康は何よりの財産。
でも、痛みもまた気づきを届けてくれる贈りもの。
この体と心に、もう一度ありがとうを言って。
これからの人生を、ゆっくり、ていねいに歩いていきます。
2025.7 月 晴加