『わんこのジビエ®』

わんこが喜び、人が喜び、地域が喜ぶプロジェクト

 

「物産館みわ375」は、まだ道の駅が珍しかった1990年に町営の物産館として誕生♪

その後、市町村合併を前に民営化となり、その地点で私(片岡)が運営に係るように!その2年後代表取締役として舵を取ることとなりました。

当時から地元の素材を活用した特産品を開発したい​という思いは強く、色々な取組にチャレンジしてきました

(失敗談はメルマガにて配信します・・・)

そうしたなか、当社では店舗での営業だけでなく2006年から地域の農家が作った農作物や加工品を集荷して、広島市内あるアンテナショップ「ひろしま夢ぷらざ」やデパートへの出張販売を行っておりました。

しかし、当初のころに比べ

て高齢化で農作物を作る人が減っていくのに​​加え、

鹿や猪などの野生動物による農作物被害が増え、​​農作物も集まりにくくなっていく状況に頭を抱えるようになりました。​​​​


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本格的な害獣駆除へ


 

農作物被害に遭われた農家の人の話は想像以上のものでした。

半泣きで被害の状況を電話してこられるお年寄り・・

害獣捕獲後に丁寧にお礼を言われる農家の方・・

猟師をしている父や猟友会の方、地域の人たちからも害獣について話を聞き、害獣(鹿・猪)による農作物への被害状況を知りました。

 

当時(2016)はジビエ肉の活用はなかなかされず、捕獲した害獣の処理に困り埋葬へ。

猟師さんより・・・

「生きとったんじゃけの。捕ってもただ埋めるだけじゃの」

本格的に害獣駆除に乗り出し、害獣捕獲後にはジビエとして利用し、三和町の特産品として育てようと考えました

 

すでに取組を進めている地域の処理施設に視察

そこで感じた大きな問題点・・・

【ジビエを商品としたビジネスは経営が困難だということ。最大の理由は、食用(人用)としての個体の利活用部位は30%前後であり、ほとんどが利用されていない】という事でした


農業被害

人用として利用できないものへの価値を見い出す!
ジビエの活用!
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収益を上げる為にはどうすればいいか…

人用として利用できないものへの価値を見い出し、

『全部位すべて使い切る』を目標とする【まるごと産業化】を計画!

"ジビエ肉をドッグフードとして活用"!!というアイディア

が浮かびました。

 

アイディア実現のために「広島県が開講した中山間地域に愛着を抱き、地域を元気にしたいと願う人たちが集まる「ひろしま・ひと・夢 未来塾」に

一期生として参加♪

地域づくりの分野で活躍する人を講師に迎え実践的な学びを得ることができました。

またドッグランの経営者にドッグフードへの活用を相談。十分な手応えを感じ、調べれば調べるほどドッグフードへの活用が最良の選択であると感じました♪

 

最終講座のプラン発表では、プロフェッショナルコースのCグループとして作成したビジネスプランが「鳥獣被害対策という中山間地域での切実な課題を取り上げたこと,事業化,商品化までのプロセスの完成度の高い」と評価され最優秀賞を受賞しました‼
​この受賞は追い風となり自信につながりました(感謝致します☆)

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こちら​

ここから描いたビジネスプランが、実現に向けて階段を少しずつ登り始めました。

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処理施設の建設と自らも狩猟免許取得へ​​

 

 

取組み当初は、捕獲し​​た獣害を外部の処理施設に加工を委託しておりましたが、

そのうちはっきりとした需要があると確信がもて、自社で処理施設を整備することに踏み切りました。

しかし施設を保有するなら販売先の確保はもちろん捕獲した個体が安定して入ってこなければならない・・・

販売先については幸い自社の「物産館みわ375」である程度めどが立ちますが、仕入れとなると猟友会の協力が不可欠なので、狩猟の事情を知り猟師と良好な関係を築くため、自らも狩猟免許を取って猟友会に仲間入り!!!

こうして​​

 

捕獲した獣害を猟友会から買取り、地域の特産品に加工して販売する、そのことが地域の獣害による農作物被害の減少、そして続けて発展していく事が新たな雇用を生み出すこと、地域への貢献につながると考えております。

 

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