鍼灸マッサージ【タカ治療院 C&R/シーアンドアール 】

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その痛み!?実は〇〇〇の掛け違い?

こんにちは。

いつもタカ治療院をご愛顧いただきありがとうございます。
先日は配信したメルマガに一部不備があり、ご迷惑をお掛け致しました。

早いもので10月、気候も少しずつではありますが、秋の気候を感じれるようになりましたね。
季節の変りめと言うことは?
身体に変調をきたしたり、突然の痛みが現れたりと季節同様に変化を生じやすい時期でもあります

本日のメルマガはそんな「痛み」に関する話を、少しばかりさせていただこうと思います。

🔳痛みとは何か?ー感覚と情動の複合体験!

痛みは単なる「不快な感覚」ではなく、国際疼痛学会(IASP)の定義によれば、痛みとは「実際の組織損傷、または損傷が起こりうる状態に関連する、
あるいはそれに似た感覚的かつ情動的な体験」と記されております。

これはつまり、痛みは身体的な刺激だけでなく、心理的・社会的な要因にも深く影響される、極めて主観的で多面的体験と思われます。

痛みは大きく以下のように分類されます。
▪侵害受容性疼痛・・・外傷や炎症などの組織損傷による痛み。例)やけど、打撲、炎症性疾患

▪神経障害性疼痛・・・神経そのものの損傷や異常による痛み。例)帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害

▪心理的要因による痛み・・・組織損傷がなくても、情動や認知の影響下で生じる痛み。例)心因性疼痛、慢性痛症候群

これらの事から痛みとは脳の「知覚」「情動」「認知」領域で支配されるため、痛みの強さや質はひとによって大きく異なります。
これが俗にいう、「痛みに強い人、弱い人」と言うことになります。個人差があるという事でもあります。

しかしながら不快と思われる痛みもとても重要な役割を果たしております。
そう!「生きるための警告システム」でもあるのです。
例えば、熱いものに触れたときに痛みを感じることで、身体を守る行動(手を引くなど)を促します。
しかし、慢性的な痛みは生活の質(QOL)を著しく低下させるため、治療とケアが必要な”病″としての側面も持つのです。

ではこの長きに渡り、生じている慢性的な痛みの原因は何か?と言うことになります。
当然のことながら身体に生じる痛みの原因は多種多様であり、様々です。

多種多様、様々な要因としては・・・・・

・過去に手術などを行なったが、術後の経過が思わしくなく、生じている痛み。
・交通事故などで鞭打ち(頸椎捻挫)を発症して以来、継続している痛み。
・スポーツ(競技)で繰り返し同じ部位を怪我したり、我慢して競技を行っていたために起こる後遺症的な痛み。

挙げれば切りがありませんが、慢性的な痛みを引き起こしている要因は多くあります。

ところが、たまに知人、友人などから「長く悩んでいた痛みや症状が治療で治ったor軽減したよ!」
なんてことを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

実際にいると思います、そのような方はたくさん!
先にも述べましたが、痛みって「知覚」「情動」「認知」が多く関与するというこあった際とであり、些細な「治療」や「助言」などが
きっかけとなり改善することは多くあります。

・例としては皆様の中でも多いと思われる「頭痛」
頭痛の全てがとは言えませんが、「緊張性頭痛」の場合、首や肩の凝りが高まった際に生じることが多いのです。
寝てもダメ✖ 薬は効かない✖ などなど、悩まれている方も多くみられます。

もし肩こりなどが原因、起因であった際、頚肩の凝りを軽減、改善するだけで症状の頻度が下がり、完治してしまうこともあったりします。
これって、厄介な「頭痛」を引き起こしていた原因が肩こりだったりすれば、変わるケースなのです。

・または「慢性的な腰痛」
病院でレントゲン撮って(診察)異常はないのに、立っていても座っていても常に痛い!と言うケース。
単純ではありますが、身体の極端に硬い方などに多く見られたりします。
自身の身体の自覚があったり、無かったり・・・
硬くなった筋肉を緩め、柔軟性を確保するストレッチや体操などを実施したりすることで、軽減、治癒したりもします。

要するに伝えたい事は「痛み」は確定診断上の問題がなくとも身体の至る部位に出現します。
身体の硬さだったり、筋力低下、筋や関節の機能不全だったりと画像ではわからないことが多いことが原因で引き起こされます。

そこで治療院の役目(臨床家)としては、※痛みを引き起こしている原因を可能な限り究明することが大切だと思います。
痛みは身体の些細な不具合でも生じます。ちょっとしたことなんかでも生じます。(個人差ありますが)

しかしながら臨床していると、ちょっとした「ボタンの掛け違い」的なことが原因で起こっている痛みって多いんです。

ですから、当院のスローガン「身体の状態を把握することが回復への近道・・・」
これからもこの気持ちを忘れることなく、皆様のお力になれればと思います。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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