研究の効果

研究の効果

 

今年は数年ぶりに日本ケアマネジメント学会での研究発表に取り組んでいます。

 

発表は一瞬ですが、そこに至るまでの道のりはやはり1年がかりなので、

「よーし、来年は学会発表に挑戦するぞー!!」と1年前に思わないと、発表までたどり着きません。

 

研究テーマを絞り込むためには動機が必要で、『これを考えたい、解決したい、多くの方と共有したい』と思える事例に出会うこともとても大事なファクターです。

 

私たちケアマネジャーの仕事は数字で表すことが難しい領域です。

だからこそ、ひとつひとつの事例を先行研究などから文献を探し、数値化できるものは数値化します。

数値化できないものは、文献と照らし合わせることで個別事例に一定の法則や尺度、原因があることを考察していきます。

 

ついつい、あれもこれもと盛りたくなりますが限られた文字数でまとめ上げる力も必要です。シンプルにすることで、本質が見えてくるからです。

 

10年以上前に、自分が行ったマネジメントを振り返りたい、といった単純な考えからチャレンジが始まりました。

そして今、思っていた以上にトライした効果があったことに気が付きます。

 

研究発表という形で、思考回路や行動に移したことを振り返ることで、ケアマネジャーとしての底力が付いたと感じています。

個別事例を般化することで、解決に向けての引き出しが増えていると言えると思います。

 

その結果、現在のようにケアマネジャーにまで生産性が求められる時代、量に負けない仕事ができるようになるのかなとも思います。(いい事なのかどうかは不明ですが(笑))

 

そして、『決めること』研究発表すると決めた瞬間から、発表への道筋ができていきます。まずは、『○○すると決める』ことからですね。

 

年度が新しくなります。皆さんは何を決めますか?

音楽療法について 一覧 千里馬の話