2023.11.25
💉プロアクティブ療法って再発を防ぐのにベストな選択?
ここ数年、皮膚科のドクターの間ではアトピー性皮膚炎の予防法の一つとして「プロアクティブ療法」が用いられることがあります。
アトピー性皮膚炎の症状が出ている時の療法として用いられるのが「リアクティブ療法」と言います。
それに対して、症状が出る前かあら予防的に用いられるのが「プロアクティブ療法」と言います。
簡単に言いますと、現在進行形のステロイド剤は「リアクティブ療法」に含まれます。
症状が落ち着いている時でも、ステロイド剤の使用を継続する事を「プロアィティブ療法」と言います。
確かに、痒みによる「掻き壊し」は、皮膚のバリア機能を低下させる大きな要因となります。
そして皮膚のバリア機能が低下することで、細菌叢を乱し、アレルギー的な要因を増やし、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因にもなりますので、この「掻き壊し」を事前に防ぐのに、かゆみに繋がる炎症を事前に抑える、という方法自体は理にかなっている部分はあると言えます。
ただし、そこには「ステロイド剤は長期間使用してもマイナスの影響を与えない」という前提条件があります。
果たして、ステロイド剤は、ドクターがいうほど、長期間使用してもマイナスの作用を受けずに済むのでしょうか?
これには大きな落とし穴があると言っても良いです。
基本的に初発のアトピー性皮膚炎は「軽症」であることが多いです。
アトピー性皮膚炎で悩まれている方は、日本では800万人を超えていると言われています。
その中で反復継続した治療を必要とする中程度以上の患者さんは1割程度と言われています。
つまり、ほとんどの方が、ステロイド剤を使用することで「完治」した状態までいきます。
問題は、中程度以上の1割の患者さんです。
すでにこの方たちはメリットゾーンを超えてしまっている、ということになります。
ですので、アトピー性皮膚炎の原因も悪化要因も、アレルギーだけでなく皮膚の機能的な部分がメインとなってしまっている、という事です。
したがって、皮膚のバリア機能を「落とす」要因はいずれもアトピー性皮膚炎の症状の悪化に繋がりやすい、と言えます。
こうした方にプロアクティブ療法を行うことは、たしかに「掻き壊し」というバリア機能を落とす要因は防ぐことはできます。
ただ、実際のところは、皮膚機能と免疫機能の状況は、プロアクティブ療法を行っているつもりが、リアクティブ療法の延長線上に過ぎなかった、というケースが多いのも事実です。
ちょっと長くなりますので、続きは次回という事で。
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