体内時計をリセットしましょう

みなさん、こんにちは。

 

本日は、体内時計のお話です。

 

体内時計ってどこにあると思いますか?

 

実は、哺乳類は、脳の中心の下の方にある視床下部の視交叉上核に存在しています。

 

地球上の生き物は、地球の自転による24時間周期の昼夜の変化に合わせるようになっています。

 

ほぼ1日の周期で、体内の環境を変化させています。

 

そうです。ほぼ、1日なのです。

 

ヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いのです。(もちろん短い人も少しですがおります)。

 

日本人の場合、体内時は平均24時間10分という報告があります。

 

体内時計が長い人でも24時間30分程度といわれています。これを放置していると、徐々に時計がずれて、完全に夜型になってしまいます。

 

そこで、毎日リセットが必要になるわけです。

 

ヒトを含む哺乳類では、網膜から体内時計への直接の神経繊維がつながっています。

 

この経路によって、目から入った明るさの情報が体内時計に伝達されるのです。

 

ヒトでは、朝の強い陽の光は体内時計を早める方向に、夜の不要な光はこれを遅らせる方向に働きます。

 

では、体内時計はなぜ24時間の周期を作ることができるのでしょう。

 

最近の分子生物学の研究によると、体内時計細胞ではいくつかの遺伝子(時計遺伝子といいます)が時計タンパクを合成します。

 

そして、その時計タンパクがお互いに結合したり、あるいは分解されることを約24時間周期で繰り返しているのです。

 

この遺伝子活動のおかげで体内時計のリズムが生じているのです。

 

通常、体内時計の働きにより、ヒトは夜になるとメラトニンが分泌されて自然な眠りに導かれます。

 

体内時計は毎朝光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを刻みます。

 

朝、光を浴びると、脳にある体内時計の針が進み、体内時計がリセットされて活動状態に導かれます。

 

朝になって副腎皮質ホルモンが分泌されて覚醒するのは、体内時計の作用によるものなのです。

 

体内時計を調整するのは「太陽の光」です。

 

毎朝、起きたらカーテンを開けて、陽の光を浴びて体内時計をリセットしましょう。

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