2022.07.12
甲状腺
みなさん、こんにちは。
本日は、甲状腺のお話です。
バセドウ病とか橋本病、という病名はお聞きになったことがあるかと思います。
甲状腺は、代謝をつかさどっている大切な臓器です。
では、甲状腺ってどこにあるがご存知ですか?
そうです。のど仏のすぐ下にバンドエイドを貼ったような位置にあります。
では、ご自身で触ってみましょう。
もし、硬いものや腫れているものを触れ、左側と右側で差がある場合には、
甲状腺専門医に相談してみましょう。
また、鏡を見てみましょう。
のど仏の下が楕円形に腫れているのが目立つ場合や、
その腫れているものがだんだん大きくなってきた場合にも、
甲状腺専門医を受診されてください。
超音波検査、いわゆる、エコー検査で
甲状腺そのものが大きくなっていないか、
甲状腺の中に異常な塊ができていないか、
甲状腺の血流が増えていないか、
甲状腺の周囲のリンパ腺が腫れていないか、
などの状態を確認されることをお勧め致します。
また、必要に応じて、血液検査も行います。
甲状腺から分泌されるホルモン、free T3やfree T4の値を調べたり、
脳の下垂体というところから分泌される、
甲状腺に「がんばれがんばれ」と指示を出すホルモン、TSHの値を調べて、
それらのバランスを調べたり、
甲状腺に関する様々な抗体を調べることで、
具体的に甲状腺が現在どのような状態になっているのかを把握することができます。
また、一般の健康診断では、身体を診察する際に甲状腺が腫れていないかを触診や視診で検査しますが、
甲状腺の超音波検査までは普通の健診では行いません。
人間ドックではオプションで甲状腺の超音波検査を行うことができる施設もあります。
また、甲状腺のすぐ外側には頚動脈(首の、脈を打っている血管です)が走っていますので、
ドック時の頚動脈の超音波検査の時に、偶然、甲状腺の腫瘍が見つかるケースもあります。
甲状腺がたくさんホルモンを出していると、動悸や息切れ、汗をかきやすいなどの症状が出てきます。
一方で、ホルモン量が少なくなっていると、冷えやだるさが出てきます。
ご家族の中に甲状腺のご病気がある方や、
甲状腺がなんか大きいな、と感じる方、
動悸や息切れ、だるさを感じる方は、
一度、甲状腺ホルモンの検査や超音波検査を受けられる病院を受診されると良いでしょう。
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