脂肪肝とテストステロン

みなさん、こんにちは。

今日は、脂肪肝テストステロンのお話です。

脂肪肝は馴染み深い生活習慣病ですね。

ただ、脂肪肝の原因として

ウイルスでもない、

アルコールもほとんど飲んでいないのに

肝硬変や肝臓がんになる方がいらっしゃるのです。

これは、

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

と呼ばれる病態です。

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日本の推定患者数は200〜300万人。

NASHは、

成人の4人に1人が罹患する非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のうち、

肝細胞に炎症が見られる慢性的に進行する肝臓の病気。

進行すると肝線維症、肝硬変、肝臓がんに。

糖尿病や肥満などの患者によくみられ、

肥満人口の増加に伴って世界で患者が急増しています。


NASHの治療は、

食事療法や運動療法など生活習慣の改善による減量や

糖尿病や高血圧といった合併症の治療が中心になります。

特効薬は現在のところありません。


しかし、最近の研究によって

男性ホルモンであるテストステロンが減っている男性に、

このNASHが起こりやすいことが明らかになっています。

テストステロンの濃度が低くなると、

内臓脂肪が増え、メタボになりやすくなります。

また、テストステロン自体が肝臓の細胞のアンチエイジングに貢献している可能性もあり、

いわゆる男性の更年期障害の病態であるテストステロンが少ない場合に、

ホルモン補充療法を行うと、脂肪肝やNASHが改善するのです。

男性の更年期についてはまた別のブログでご紹介致しますが、

脂肪肝と指摘された男性では、

一度テストステロンを計測しても良いかもしれませんね。


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