酪酸菌は長寿の秘訣

みなさん、こんにちは。


今日は、長寿の秘訣を握る、私たちの腸の中に生きている酪酸菌らくさんきん)のお話です。


みなさんは腸内細菌を調べたことはございますか。


いわゆる、腸内フローラの検査です。


あっ聞いたことある!という方も多いと思います。


ビフィズス菌や乳酸菌は有名ですね。


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腸内細菌の研究で、長寿国である日本の国民の腸内フローラに


酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸が多く生成されていることがわかったのです。



ところで、日本人の腸内フローラとやや似ている人たちの国はどこだと思いますか?


ヒントは、長年にわたり、発酵食品を食べてきた国です。


答えは、オーストリア人と一部のフランス人なのです。


遺伝子が似ている中国人の腸内フローラの構成は日本人とは異なっていることから、


遺伝ではなく、何を食べていたかなどの環境の影響を強く受けることが示唆されたのです。



「京丹後長寿コホート研究」という研究報告があります。


住民の人口に占める100歳以上の方の割合が全国平均の2.8倍!


と際立って多い地域である京丹後市に住む65歳以上の人の腸内フローラを調べたところ、


なんと酪酸菌が多いことが判明したのです。


つまり、酪酸菌が長寿に寄与する可能性が示されたのです。



酪酸菌が生成する酪酸は、腸内環境を整え、健康な腸内細菌叢を保つ働きがあり、


腸内を、「弱酸性」にすることと、「酸素のより少ない環境」にします。


ヒトによって良い働きをする酪酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は低酸素状態を好み、


悪い菌として有名なサルモネラ菌、ビブリオ菌、カンピロバクター、ブドウ球菌などの食中毒の原因となる菌は


酸素を好むのです。



酪酸菌はいま、注目度の高い腸内フローラの代表格となっています。


みなさんも一度、腸内フローラの検査をしてみてはいかがでしょうか。








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