2025.02.14
教えて!ルル先生! 取調室での香りの活用 キッチン蒸留の可能性
ごきげんよう🎶
(一社)日本アロマ蒸留協会 代表 森あつ子です。
先日は、ドライローズをキッチン蒸留。
たっぷり 100ミリ超えのローズウォーターが取れました・
買えば、なかなかのお値段がしますから、キッチンで手軽に作れるというのは良いですね。
今回はある実験も兼ねてのキッチン蒸留。
さて、今日は、ちょっと違った視点で「香りのお水」と「香り」について
お届けしますね!
今日も ルルと薫子の会話です。
『取調べ室、香りで印象が変わる!?』
カオルコ: 「ニュースとかで見る取調べ室って、なんだか緊張感がすごいよね。」
ルル: 「そうワン!取調べは心理戦でもあるワン!」
カオルコ: 「でも、香りってリラックス効果があるんでしょ?もし取調べ室にラベンダーの香りが漂ってたら、犯人もリラックスしちゃって、素直に話しちゃうのかな?」
ルル: 「逆に、プレッシャーをかけるために、キリッとした香りを使う方法もあるワン!」
カオルコ: 「えっ、香りでプレッシャーをかけるってどういうこと?」
ルル: 「ふふふ、それには秘密があるワン!」
カオルコ: 「ええ〜!めちゃくちゃ気になる!教えて、ルル先生!」
『香りの心理戦!リラックス vs プレッシャー』
ルル: 「取調べ室での香りの使い方には、大きく分けて2つの目的があるワン!」
カオルコ: 「やっぱりリラックス効果と、プレッシャーをかける方法?」
ルル: 「そうワン!例えば、取調べをスムーズに進めるために、ラベンダーやオレンジのようなリラックス系の香りを使うことがあるワン。そうすると、相手の警戒心が解けて、本音を引き出しやすくなるんだワン。」
カオルコ: 「へえ〜!でも、プレッシャーをかける香りって?」
ルル: 「例えば、ローズマリーやユーカリのようなシャープな香りワン!これらは脳を活性化させ、交感神経を刺激するから、緊張感が増すワン!」
カオルコ: 「香りでそんな心理的な効果を調整できるなんて、すごいね!」
ルル: 「キッチン蒸留を使えば、身近な食材からもこうした効果のある香りを作れるワン!さらにお部屋に香らせたら自分も心が変化しちゃうけど、相手の飲み物にちょっと加えたら、相手にだけ その効果を使えるワン!」
カオルコ: 「よし、今度取調べを受けることになったら、ラベンダーATRウォーターを忍ばせておこう!」
ルル: 「えっ……カオルコ、何か心当たりがあるワン?」
カオルコ: 「いやいやいや!違う違う!万が一の話だよ〜!(汗)」
え? アロマ(香り)にそんな効果があるの?と思われたそこのあなた。
今日は、ちょっと香りの歴史もご紹介しちゃいますね。
香りが導く警察の歴史編
「香り」は目に見えず、形も持たないですが、、人間の記憶や感情に深く刻み込まれる特性を持っています。香りが人の行動を左右することは、科学的にも証明されており、それは警察の捜査や犯罪抑止の分野においても例外ではありません。
警察と香りの関係は、古代から現在に至るまで、さまざまな形で進化してきました。香りが警察活動の中でどのように利用され、時には決定的な役割を果たしてきたのか、その歴史を辿ってみましょう!
古代文明と香りによる犯罪捜査
エジプト文明:ミイラと香りの防腐技術
古代エジプトでは、当然ながら犯罪捜査の概念はまだ確立されていませんでしたが、香りはすでに重要な役割を果たしていましたよ。ミイラ作りに用いられた香料はご存知でしょうか?
腐敗を防ぐだけでなく、死者を神聖視する儀式の一環として利用されていましたね。
実はこの技術は、後の法医学的な視点に影響を与えました。つまり、香りの成分が遺体の腐敗具合を抑え、それが死因の特定や死亡時期の推定に応用されるようになったのですね。
ギリシャ・ローマ時代:香りによる心理操作
ギリシャやローマでは、香りは神々との交信や身分の象徴として扱われていましたが、犯罪捜査の一環としても使われました。特に、犯罪者を尋問する際に、特定の香りを使って心理的な影響を与えるという手法がとられていたという記録が残っています。ローズマリーやラベンダーなどの香りが、犯罪者の警戒心を和らげ、自白を引き出す手段として利用されることもあったのだとか!!面白いですね〜。
中世ヨーロッパと香りの法医学編
「毒殺と香り」 – 宮廷陰謀と捜査技術
中世ヨーロッパでは、権力争いが激化する中、毒殺が頻繁に行われたと言われています。毒物の中には、香りによって識別できるものもあリマした。たとえば、ヒ素などの一部の毒は無臭ですが、アルコールや特定の香料に混ぜることで匂いが変化することが知られていました。宮廷の医師や錬金術師たちは、この香りの変化を利用し、毒殺の証拠を突き止める手段として活用していたのだとか。
「ペストと香り」 – 消毒としてのアロマ
14世紀にヨーロッパで猛威を振るったペスト(黒死病)では、病気の原因が「悪い空気(ミアズマ)」によるものと信じられていました。このため、医師や警備にあたる人々は、ラベンダーやユーカリ、タイムなどの強い香りを持つハーブを身に着けたり、部屋に撒いたりすることで、感染を防ごうとしていたのだとか。この風習は、犯罪捜査における消毒の概念にも繋がり、後の法医学に影響を与えることとなったと言われているのだとか。
現代の香りを用いた犯罪捜査技術
「臭気鑑定」 – 犯人を特定する最新技術
現代の犯罪捜査では、香りの化学的な分析が重要視されているそう。「臭気鑑定」と呼ばれる手法では、犯罪現場に残された微細な臭気のパターンを分析し、犯人を特定するための証拠として活用されていますよ。
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犯罪現場での臭気サンプル採取 犯罪現場では、犯人が残した体臭や汗、皮脂などの臭気成分が採取されます。これを特殊な機械で分析し、犯罪者の特定に役立てる技術が発展しています。
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AIと香りの融合 最近では、AIを活用した「電子鼻」と呼ばれる技術も開発されており、人間や警察犬の嗅覚では識別できないほど微細な香りの成分を検出し、データとして蓄積・分析できるようになってきています。
5. 日本警察と香りの関係
「お線香と犯罪」 – 日本特有の香りの捜査
日本では、犯罪捜査において香りが意外な形で役立つことがあります。たとえば、遺体の発見において、お線香の香りが手がかりになることがありました。無人の家から漂うお線香の香りが異常に強かったため、警察が調査したところ、長期間放置された遺体が発見されたというケースも!
「キッチン蒸留と警察」 – 日本アロマ蒸留協会の視点
日本アロマ蒸留協会では、キッチン蒸留技術を用いて、香りを日常に取り入れることを推奨している。この技術を活用すれば、警察官のストレスケアや、尋問時の心理的影響の研究にも応用できる可能性があるかもしれませんね!!
たとえば、取調室での香りの活用によって、犯人の警戒心を解くことや、自白を促す手法が検討されるかもしれませんよ〜。
香りは、単なる嗜好のためのものではなく、警察活動においても重要な役割を果たしてきていたこともわかります。
古代エジプトのミイラから、警察犬の嗅覚、最新のAI臭気鑑定まで、香りは犯罪捜査の歴史を形作ってきています。
目に見えない香りは、人の心理にも働きかけ、その薬効は腐敗防止などにも働きかけますからね!
「最近 攻撃的になっているから、女らしくなりたいわ〜」という方は
ローズウォーターを お昼過ぎに飲んだり、レモングラスウォーターを夜に飲むのもお勧めです。
それではまた🎵
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5月27日は、南青山で「キッチン蒸留祭り」を開催!
ATR POTの世界観をお伝えします。ぜひ 開けておいてくださいね。
どうぞおたのしみに!!