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ホメオパシー、理由を知れば好きになる!
4月10日はホメオパシーの創始者、サミュエル・ハーネマンの誕生日です。(1755〜1843)
彼の誕生日にちなんで、ホメオパシーの誕生についてお伝えします。
【ハーネマンの純粋な思い】
彼の純粋な思いは、”人間の健康の回復”でした。
ハーネマンは当時の医療、瀉血療法(人体の血液を外部に排出させる)や水銀療法
に失望して、医師の職を捨て翻訳業で妻と12人の子供を養っていました。
そんなある日、ロンドン大学のカレン教授著『マテリア・メディカ(治療薬の効能一覧)』を翻訳している時、キナ皮についての記述に疑問を抱きました。
キナ皮は、昔からマラリアの特効薬でしたが、それは、キナ皮の苦味や胃に収斂作用を起こすからだと書かれていたのです。
でも、そのような作用は他の薬草にもあるのでハーネマンは不満を感じました。
Q、その時、ハーネマンは何をしたと思いますか?!
A、彼自身がキナ皮を服用したのです!!!
【ホメオパシー誕生のきっかけになった最初の実験=プルービング】
一日2回、キナを服用すると、手足の指先が冷たくなり、気力がなくなり、眠くなった。
それから心臓の動悸が始まり、強い不安、震えを感じ、四肢が衰弱した。
頬が赤らみ、喉が渇き、まもなくマラリアの間欠熱(1日に一度は平熱に下がるような周期的発熱)にみられる全ての症状が現れたが、特有の悪寒はなかった。
以上の症状は2〜3時間続き、キナを服用する度に再発したしたが、服用を止めると健康な状態に戻った。
ハーネマンは自分自身の体験から、マラリアの治療薬として知られている薬は、実は健康な人に与えると、マラリアそっくりの症状を生じさせることを発見したのです。
【古代から知られていた同種の法則・類似の法則の実証】
その後もハーネマンはさらに実験を続け、この偶然の観察が事実であることを実証したのです。
『健康な人に症状を引き起こす物質は、病気の人に現れる同様の症状を治す』〜※同種の法則・類似の法則
そしてハーネマンのもとに志を同じくする医師たちが、自ら被験者となって実験を開始し、その詳細の記録は書物にまとめられました。
※the Law of Similars
【ホメオパシーの薬剤、レメディ※の誕生】
何年かの実験の後、ハーネマンは医師の仕事に復帰し、ホメオパシーの治療に専念しました。
同様の症状を引き起こすホメオパシー薬は、驚くほどの治癒率を達成しましたが、患者は必ず治るものの、深刻な症状の悪化が一時的にみられることがしばしばありました。
それは、薬自体が患者の症状に似た状態を引き起こすからです。
そこでハーネマンは薬剤を希釈(薄める)したのです。
しかし、薄め続けてゆくと希釈液に薬剤が全くなくなったので、完全に薬の効果はなくなりました。
ホメオパシーの危機です!
Q2、ここでハーネマンは何をしたでしょうか?!
A、彼は、希釈する度に希釈液の入った容器を激しく叩きつけて衝撃を加えたのです!!!
これを震盪と呼びます。
結果、希釈する度に震盪すると、希釈液の毒性が減ってゆくだけではなく、効力が増して行くことを発見しました。
驚くべき発見!ホメオパシーの誕生です。
※レメディは自然界の物質、植物、鉱物、動物から作られます。また、100倍希釈・震盪を12回行うと、物質の毒性は失われます。子供から全ての世代にとって安全と言われる所以です。
【私のホメオパシー体験:200年を超えてホメオパシーがパニック不安を治癒】
私のパニック不安を治癒したのはAconitum、鳥兜(トリカブト)のレメディです。
レメディの希釈と震盪は、なんと100倍希釈・震盪を1万回繰り返したものでした。
希釈・震盪を繰り返せば繰り返すほど、その効き目は強くなります。
私のパニック発作は1974年、レメディを摂ったのは2002年、28年後のことでした。
2002年当時、パニック発作はありませんでしたが、飛行機に乗れない、ストレスが強くかかると息苦しさを感じるという、パニックの後遺症とも言うべき、トラウマが残っていました。
こういったトラウマには高いポテンシー(希釈・震盪の単位)が必要です。
Aconitum 10M=100倍希釈・震盪を10000回したレメディを摂って、どうなったでしょうか?
すぐに飛行機にストレスなく乗れるようになりました!
Aconitumを摂ってすぐに、パニック以前にゆったりリラックスして飛行機に乗っていた感覚が蘇ったのです。
2000年にヴィソルカス教授※の講座に誘われて、ギリシャ行きを一旦は決めましたが、飛行機の予約をとる電話を聞いているだけで、血が沸騰するような恐怖を覚えました。
そして、予約をキャンセル、、、。
ですが、2002年にレメディを摂り、2003年にはヴィソルカス教授のイタリアでのホメオパシーの保険適用が認められた記念公演に参加することができました。
また、2005年にはギリシャでの同教授の学院IACHで、ホメオパスとしての資格を取る事ができました。
ホメオパシーは私に再び翼を与えてくれたのです。
”早く、エレガントに、永く健康を回復する”というハーネマンの思いは、時を超えて現実化し続けています。
何か諦めている事がおありでしたら、是非一度、ホメオパシーの門を叩いてみてください。
※George Vithoulkas:ギリシャ人 1996年、「クラシカルホメオパシー復興に向けた著しい貢献」に対しノーベル賞ライトライブリーフッド賞受賞。教授自身、自らの健康をホメオパシーで回復しました。彼は、脊椎の病気で手術をしても30歳までは生きられないだろうと診断されていましたが、今年88歳、今もお元気で世界中から集まるホメオパスに授業を行っています。
【初めてのホメオパシー講座】ご案内
90分zoomで、ホメオパシーがどのような療法、どのように役立つかをお伝えする講座です。
この機会に是非、ホメオパシーを知って頂き、これからの人生にお役立ていただけたと思います。
日程は3つ、設定されていますが、調整できますのでご連絡いただければ幸いです。
下記、URLよりお問い合わせ・お申し込みをお願いいたします。
https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=40106030201223