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乳がん検診の過剰診断について
久しぶりの配信になります。
今回は、がんについてのシェア内容です。
乳がん検診のついての記事が上がってましたので
皆様にシェアさせて頂きます。
参考までに
この研究によれば、検査を受ける回数が多くなるほど過剰診断、つまり間違った診断を受けるリスクが高まることも示されています。
デンマークの調査では、20年間、毎年、乳ガンのスクリーニングを受け続けた場合、「偽陽性の検査結果(ガンではないのにガンだと診断される)」可能性が 25%から 50%になる、とあります。
つまり、スクリーニングを受け続けると、半数くらいの人は、いつかは「ガンではないのにガン」と診断される可能性が出てくるということのようです。
コクランは、乳ガンでは「3人に1人が過剰診断されている可能性がある」と結論付けています。
スイスとフランスの医学の世界には、マンモグラフィによる乳ガンスクリーニングを基本的に廃止すべき、あるいは大幅に減少させるべきだと主張しているグループもあります。
しかし現実として、今の医療の時代の流れは「さらなる早期発見」へ向かっていますので、ボーッと生きていますと、「早期発見による過剰診断に巻き込まれる」可能性が高いです。
そもそも、ガン細胞なんていうのは、毎日毎日たくさん生み出されているわけで、たまには腫瘍化もしているものもあるでしょう。それがすべて悪性としての存在のものではないわけで、しかし過剰な早期診断は、それらもピックアップしてしまう可能性が高いと思います。
もちろん、私は、早期診断そのものに対しての良い悪いを言うつもりはなく、それは各自のご判断によるものだとしても、今回ご紹介したオーストラリアの研究にありますように、早期発見には、かなりの割合で「過剰診断」が含まれることを知っていただきたいなと思いご紹介させていただきました。
※一部抜粋 下記URLより
https://indeep.jp/numerous-cancers-are-over-diagnosed/?fbclid=IwAR1vQDcB075wb9AwgXGEl2izIf4GAs9HAxzqrDcCsX7QdM2WaKBZM3YD6sw