香道・茶道 : 和ごころ本舗  さそら

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鱧、はも、ハモ。。。。

暑中お見舞い申し上げます。
長い梅雨が明けたとたんに、厳しい暑さが続いておりますが、皆様はお元気でお過ごしのことと存じます。
和ごころ本舗「さそら」の村嶋よしえです。

先日、実家のあります、倉敷は児島に一週間ほど戻っておりました。
早島という場所で、お香の会を開催するためと、瀬戸内芸術祭に行くというのが今回の目的でした。
あ、母と温泉というのもございました(笑)

この時期、関西では「鱧」を食します。関東ではほぼ見かけることがない鱧。岡山では小さいころから母が湯引きにしたり、お吸い物にしたりと、夏の風物詩でございます。
鱧は小骨が非常に多く、骨切りをしないと食べられません。しかも、その骨切りがうまくない職人の鱧は食べられたものではない💦
なにしろ骨が口の中に当たるとそれはそれは嫌な感じなのです。
鱧を召し上がったことのある方はご存じだと思います。少しでも骨が当たると「あっ」と思ってしまいます。
しかし、素晴らしい職人の手によるとこれが見事に骨を感じさせません。
骨、抜いたのかしら?と思うほどの腕の職人さんがいらっしゃいます。
鱧そのものがものすごいおいしいというものではないのですが、ほんのりとうまみを感じる弾力のある身と食感。
あとは季節感ですね。なぜか、子どものころから食べているものだからなのか、愛着のある食べ物の一つなのです。
おそらく、皆様も懐かしい食べ物、なぜかよくわからないけれど、愛着のある食べ物があると思います。
私にとってはそれが「鱧」なのです。なので、関東でなかなか口に入らない鱧は、実家に帰ったら食べるものになっております。

関東でも和食屋さんで鱧がございましたら、一度お召し上がりください。

鱧は栄養価の高いお魚です。疲労回復にも効くので、今年のような夏には最適な食べ物でしょう。
カルシウムも良質なたんぱく質も摂れます。

また、料理の方法も多種多様で、湯引きやお吸い物だけでなく、唐揚げや煮つけにしたり、てんぷらや炒め物にも使われます。また、皮を使った料理や鱧子の煮つけなどもおいしいです。

山口の防府市では「鱧尽くし」のお料理を出しているお店がたくさんございます。「はもフェス」まであったりします。
一度、防府で鱧尽くしを食べようとお店に入ったら、生憎前日の台風で鱧が取れてないので、お刺身は出来ないからと、甘辛煮をつけてくださいました。これもまた美味でございました。

鱧は生命力がとても強い魚です。和歌山で上がった鱧ですら、京都まで運べました。なので、海から遠い京都でも鱧がお料理に使われているのです。

ちなみに、ハモの旬は8月です(^▽^)/

そして、お盆の季節。8月11日(日)に我が家で「遊びの香道」盂蘭盆会のお話と盂蘭盆会香をさせていただきます。
お時間がございましたら、ぜひ、ご参加ください。
初心者大歓迎です。椅子の用意もございます。ツクツク「さそら」にてチケット絶賛販売中です♪

https://tsuku2.jp/events/eventsDetail.php?ecd=27910258100507

大好きな鱧のお話をいつか書きたいと思っておりましたので、うれしい限りです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また、皆様にお目にかかれる日を楽しみにしております。
まだまだ暑い日が続きそうです。暑さに負けないように、ご自愛くださいませ。

では、ごきげんよう♪

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